毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

徳島線高徳線初乗車の旅~(その8;とっぷり暮れて伊予北条)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190432.jpg ▲とっぷりと日の暮れた伊予北条駅で発車を待つ551M。

 2010年2月22日、またもじゃこ天。

 瀬戸内海に臨んで建つ温浴総合施設「コスタ北条」のレストランで、夕暮れの穏やかな瀬戸内海を眺めながら風呂上がりの生ビールです。まったくもって至福の時間。酒の肴はまずは何を置いても「じゃこ天」。ここのじゃこ天はプレーンのじゃこ天と青海苔入りの2枚が揚げたてあつあつで出てきます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190421.jpg ベストの肴・じゃこ天。

 瀬戸内海と言えばタコもウマイと同行の方に促され、タコの唐揚げもいっちゃいます。大ぶりな身がぷりぷりしていて香ばしく、とてもオイシイ。ビールがどんどん進みます。新鮮なお刺身なんかもつまんじゃったりして、〆めは宇和島の鯛めし。健康ランドみたいな施設ですがここのレストランが出すものはなかなか質が高く、満足であります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190428.jpg タコの唐揚げも美味。

 さて、タクシーを呼んで再び伊予北条駅へ戻り、松山へ出ることにします。

 特に時間も調べずに駅へ行ってみたら、ちょうど3番線に列車が入っているのが見え、急いで切符を買って跨線橋を渡りました。平日のみ運転の伊予北条始発の19:49発松山行き551Mのようです。この日2度めの7000系電車です。

 駆け込み乗車をしてはみたものの、発車まではまだ少し時間があったのでしばらくホームで夜風に吹かれます。とっぷりと暮れた伊予北条の駅舎の灯りがぼんやりとホームに漏れています。ローカル駅の夜です。

 ローカル駅とは言え、伊予北条を始発終点とする列車が組まれているのですから、松山市の通勤通学圏がここまで伸びていて、駅の利用客もかなり多いものと察せられます。とはいえ、僕がこれから乗るのは松山へ向かう下りですから、松山市内から家路を急ぐ人たちとは逆方向であり、車内は閑散としています。伊予北条を19:49に発車すると、終点松山までは22分の短い旅路です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190436.jpg 静かに発車を待つ551M。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190441.jpg ▲駅舎の灯りがホームに漏れる。