毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

徳島線高徳線初乗車の旅~(その7;瀬戸内海展望風呂)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190343.jpg ▲コスタ北条でひとっ風呂。

 2010年2月22日、予讃線伊予北条

 今治駅から普通列車伊予北条駅に到着した僕は、愛媛でお世話になっている方の出迎えを受け、一緒にタクシーに乗り込みます。行き先は「コスタ北条」。「コスタ北条」は「西日本最大級温浴施設」を宣伝文句にした総合娯楽施設で、大浴場、宿泊施設、レストラン、物産販売所などが備わっていて、一日中まったりと過ごすことができるようになっています。

 「コスタ北条」は、伊予北条駅から今治方面へ戻るように車で10分弱走った国道196号線と瀬戸内海に面した場所にあります。目の前には国道196号線をはさんで予讃線が通っていて、僕が着いたときには松山方から24M特急「しおかぜ24号・いしづち24号」が駆け抜けていきました。もちろん、列車のほうからもこの「コスタ北条」はよく見えます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190349.jpg 目の前を予讃線が通る。

 建物の裏手はすぐ瀬戸内海です。北条港から続く海岸線の向こうに鹿島、そのさらに向こうに興居島、野忽那島、睦月島、中島などの島影が遠く見えます。正面の水平線にかすかに見えているのは対岸広島県の呉、倉橋島方面でしょうか。水は意外にきれいに澄んでいます。海岸沿いの道は散歩するのにぴったり。防波堤に上ってその上を歩いてみたくなります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190408.jpg 裏手に続く海岸道路。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190416.jpg 水は意外にきれい。

 「コスタ北条」の建物はこの海に面して3階が展望露天風呂、2階がレストランになっていて、風呂上がりにこのレストランで生ビールのジョッキを傾けながら暮れゆく瀬戸内海を眺めるというのが至福の時間です。

 ところでここから鹿島方面の眺め、実はどこかで見覚えがあるんです。鹿島があって、その脇に小島がぽんぽんと並んでいて、防波堤がずっと続いて、砂浜があって……そう、僕が思い出したのは、オール愛媛ロケで製作された映画「がんばっていきまっしょい」。あの映画の中で、ボート部の艇庫があって、毎日練習したり合宿したりしていたのはこの場所だったのではないでしょうか。いや、実際はロケが行われたのはもっと西の今治市鴨池海岸でしたから、ここではありません。でも、ここからの眺めもとてもよく似ています。僕が最も高く評価している映画のひとつ「がんばっていきまっしょい」は、愛媛という風土の中で撮られたからこそできあがった映画なのかもしれません。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190358.jpg コスタ北条の海側。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190403.jpg 鹿島が見えるのどかな風景。

 さて、ひとっ風呂浴びましょう。ここは温泉ではありませんが、トルマリン、真玉石、麦飯石、天寿石ゲルマニウムなどの石風呂や歩行風呂、ジェットバス、炭酸風呂、サウナなどが揃っていて、飽きることがありません。そして3階展望露天風呂からの眺めがまたバツグン!天気がよくて空気が澄み渡れば広島県までくっきり見えちゃうんじゃないかという瀬戸内海ビューはそうれはもう絶景!この瀬戸内海を眺めながら、じっくりゆっくりお湯につかります!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818190353.jpg ▲展望露天風呂から鹿島方面を眺めます。もっと晴れていればもっと絶景が。