徳島線高徳線初乗車の旅~(その4;今治到着)
2010年2月22日、今治へ。
新尾道大橋、因島大橋、生口橋、多々羅大橋、大三島橋、伯方・大島大橋(伯方橋、大島大橋)、来島海峡大橋(来島海峡第一大橋・来島海峡第二大橋・来島海峡第三大橋)という10本の橋を渡っていく「しまなみ海道」、橋を渡っては山深い島道を走り、やがてまた橋を渡り、という変化に富んだ車窓の風景は、瀬戸大橋の橋を一本渡ればおしまいというのとはかなり違う楽しみをもたらしてくれます。
福山と今治を結ぶ高速バス「しまなみライナー」は、そんなしまなみ海道を、道路途中やサービスエリアに設けられたバス停に時折泊まりながら、快調に走っていきます。福山駅前12:40発のバスに乗った僕は、進行方向左側の席に陣取って、車窓から見える瀬戸内海の景色を堪能です。
青く広がる瀬戸内海。
しばらく走っていると、前方にかなり大きな吊り橋が見えてきました。今治に上陸する前の最後の橋、来島海峡大橋でしょうか。3つの橋梁から成る世界初の三連吊り橋で、全長は4,105m。武志島と馬島という小島に区切られて、尾道側から第一大橋、第二大橋、第三大橋の三連になっていて、馬島にはバス停もあります。第三大橋を渡りきると四国本土上陸、今治市内へと入っていきます。
前方に来島海峡第三大橋。
大型船も行き交います。
今治北ICから一般道路へ下りるとすぐに予讃線が並行するようになり、まもなく今治駅前到着です。ダイヤでは14:04到着になっていますが、定刻どおりの運行です。バスはこのあともう一区間、今治桟橋まで走るので、今治駅での下車が済むとすぐに走り去ります。帆船のマークがドア横に描かれた淡い色合いの車体はなかなかスマートです。初めてのしまなみ海道はなかなか楽しいバス旅でした。