毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宗谷岬でタコしゃぶplease!(その43;駅名対照表)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818143121.jpg ▲「北斗星」8号車にあった「駅名対照表」。

 2009年9月9日、「北斗星」で一夜が明けて。

 「北斗星」はED79-9に牽かれて定刻に函館を発車し、海峡線へと入っていきます。青函トンネルへ入るか入らないかというところでワインを飲み終えた我々は「グラン・シャリオ」から8号車の自室へと引き上げ、寝支度です。

 それから爆睡。ふと目を覚ますとどこかの駅に停まっています。時刻は午前5時前。仙台ですね。トイレに行くついでにブラインドを上げて外を見ると、反対側のホームには、朝の訪れを待つE721系が眠っていました。僕ももうしばらく眠ります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818143114.jpg 仙台に停車。見えるはE721系

 郡山到着の前におはよう放送があり、朝が始まります。食堂車も営業を始めます。郡山を出ると、停車駅はもう宇都宮、大宮、上野を残すのみ。うだうだしているうちに08:10、宇都宮到着。通学、出勤の時間帯ですが、こちらはひたすらうだうだです。宇都宮で窓の向こうに停まっている211系は08:21発の1535M普通列車黒磯行きでしょうか。先頭にはクモハ211-3023の車番が付いています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818143118.jpg 宇都宮で見えるは1535Mか。

 さて、大宮も過ぎてまもなく終点です。最後にトイレに入ったら、内側の壁に、ありましたありました、行き先表示幕のパネルです。いたずら防止のために鍵がかかっていることも多いですが、この車両のには鍵がかかっていなかったので、ちょっと開いて中を拝見です。

 パネルを開くと、フタの内側に「駅名対照表」が貼り付けてあります。右側に「尾24.25.」とあるのは、尾久所属の24系・25系客車ということでしょう。しかし、僕がこれまで見たことのある「駅名対照表」に比べると、装備している表示がずいぶん少ないですね(寝台特急はやぶさ」スハネフ14-5の駅名対照表はコチラ)。改造を経て何度か貼り替えられたからでしょうか。だんだんと日本列島から寝台列車が減っていったことを物語っているような気がして、少し寂しい気持ちになりました。それでも「出羽」「鳥海」「カートレイン」「あさかぜ博多」なんて表示を見ると懐かしくなります。いずれも僕自身は乗ることのないまま姿を消した列車たちです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818143127.jpg ▲8号車の行き先表示幕、鍵がかかっていなくて開きました。