毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宗谷岬でタコしゃぶplease!(その31;小樽ビールにおたるワイン)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142624.jpg ▲小樽ビール(ピルスナー)。ガラスの向こうは小樽運河。左の紙はお品書き「初秋の実り」。

 2009年9月7日、夕食。

 夕刻の小樽散策を終え、この日の宿に戻ってきました。この日の宿は小樽運河に面した「運河の宿 ふる川」さんです。かつてのホテル「カナルJ・Bイン」を引き継いで生まれ変わった宿で、プチ・ホテルのような宿が数多く並ぶ運河沿いの中では珍しい和風旅館テイストの宿です。

 日も概ね暮れた頃、お食事処で夕食です。お食事処は運河に面したテラスのあるガラス張りのスペースで、運河を向いたカウンターのような席に案内されれば、ライトアップされた運河が真正面です。

 それでは食前酒から、いただきますー。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142615.jpg 食前酒でございます。

 前菜が美しく盛られて出てきます。南瓜の毬栗揚げ、長芋の巻物二種(サーモン、生ハム)、キノコのマリネ(生椎茸、エリンギ、しめじ)、青ツブの醤油煮、知床鶏の南蛮漬け、どれもおいしいし、目で見て楽しめます。長芋の巻物なんてたまりませんね。知床鶏のジューシーさなんて特筆ものです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142619.jpg どれもおいしい前菜です。

 こういう前菜にはお酒が進んでしまいます。食前酒のあとは、まずは地ビール「小樽ビール」です。先ほど小樽ビールのパブ「小樽倉庫No.1」は素通りせざるを得なかったので、ここで挽回です。小樽ビールにはピルスナー、ドンケル、ヴァイツェンの3種類があるようですが、出されたのはピルスナー。0℃以下で6週間熟成され 芳醇できめ細かいクリーミィーな泡をもつとされ、アルコール度数は4.9%。ウマイ。

 続いて中皿は丸ごとタマネギのグラタンです。皮付きのままのタマネギ丸ごとを、中をくりぬいて具入りクリームを詰め、チーズをかぶせてオーブンでこんがり熱したグラタンは、アツアツで濃厚で、タマネギの甘みがこれまたすばらしく、変わり種メニューの一品です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142635.jpg 丸ごとタマネギグラタン。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142647.jpg 中には熱々のクリームが。

 続いてお造り。熊石産アワビ、オホーツク産ホタテ、厚岸・釧路産サンマ、特大ボタン海老と、道産もののオンパレードです。サンマの刺身なんて中国ではそうそう食べられませんからうれしい限り。アワビもこりこりの食感がたまりません。熊石町というのは八雲町の西、江差町の北にある日本海に面した町です。ホタテは青森の特産でもあるのであまり褒めたくないですが(^_^ゝ、オホーツク産のホタテも甘みが強くておいしいです。ボタン海老はこんなに大ぶりなのにとろけるようなおいしさ。どれもたまらん。

 この頃になるとワインもほしくなってきます。小樽ワインに登場していただきましょう。出てきたのは「小樽市内限定発売」とラベルに記された「おたる」銘柄のセイベル種の赤ワイン。重すぎず軽すぎず、いやー、なんかいい気分になってきましたよ(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142629.jpg 小樽市内限定発売。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142643.jpg ▲お造り四種。どれも新鮮で、味が濃くて、ウマイ。