毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

青森しょうがみそおでん

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818225322.jpg ▲これが我が家の青森生姜味噌おでん。

 今回の帰省では12月24日が実家での最後の晩ごはんだったので、母親に何が食べたいかと聞かれ、しょうがみそおでんが食べたいと言ったら、作ってくれました。

 今年で第4回を迎えたB級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」では、青森からは八戸せんべい汁、黒石つゆやきそばとともに参戦し、ベスト10入りは逃したものの横手市観光連盟特別賞を獲得した青森生姜味噌おでん、最近青森市が観光客誘致につながればと売り出しているB級グルメの一つであります。

 戦後まもなく、青森の冬の厳しい寒さの中、青函連絡船に乗りこむお客さんの体を温めようと、青森市の屋台のおかみさんが味噌に生姜をすりおろして入れたのが喜ばれて広まっとされるこの青森生姜味噌おでん、小さい頃、桜祭りなどのお祭りや縁日の屋台でおでんと言えばやはりこれだったような記憶もかすかながらあります。

 我が家は津軽衆ではなく南部衆なので、津軽の食べ物に属するであろう青森生姜味噌おでんを完全に理解してはいませんが、母は「こんな感じかな~」と言いながら作ってくれました。
 作ると言っても、おでん種はゆでればいいだけですから、問題は味噌。我が家では普通の味噌にすりおろした生姜をたっぷりと酒、砂糖を加えて練り、あとは水加減でとろみを加減してできあがりです。種には、定番の大根、こんにゃく、ちくわの他に、愛媛松山からお歳暮で送られてきた「じゃこ天」を加えてみました。ついでに駅前市場から買ってきた中トロの刺身も付けて、さあビールで乾杯です!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818225328.jpg 中トロの刺身と並べてみた。

 さてではいただきまーす!

 おっいっしっいーーーーー。冬なのでそもそもおでんのおいしい季節ではありますが、たっぷり入れた生姜がまた効いて、ほっこほこです。イヤ、自分の母親が作ったものを自慢するわけではありませんし、南部衆が作るものが正しいかどうかわかりませんが、こんなに簡単に作れて温かくておいしい青森生姜味噌おでん、やはり青森を代表するB級グルメとしてみなさまにおすすめしたい!(^^)「青森おでんの会」などが「おでんマップ」を作成しているようなので、青森にお越しの際にはぜひ青森のおでんをお楽しみくださいませ~~ヽ(^。^)丿。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818225334.jpg ▲種は何が標準なのかわかりませんが、今回は大根、こんにゃく、ちくわ、じゃこ天でいってみました。