毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

巨大ストーブ燃える。

イメージ 1 ▲札幌駅ホーム下コンコースで赤々と燃えるストーブ(灯油かなガスかな?)。

 2009年12月22日、札幌まで来ている僕は6時に起床して駅前のホテルを出て、駅へ向かいます。冬至の日の出は遅く、外はまだ真っ暗。

 目指すのは07:00発の5002D特急「スーパー北斗2号」。少々早いかと思ったけれど、改札の中に入ります。何かおもしろい列車はないだろうかと階段を上ってはそれぞれのホームを見てまわりますが、一日でいちばん冷え込む時間帯だけに、ホームに上るととにかく寒い。これではホームに長くはとどまっていられません。

 そんなわけで早々に階段を下りてホーム下のコンコースに待避します。すると、なにやら人だかりが。なんだろう、こんな朝早くから何かイベントかしら、それとも今日が最終日の年末ジャンボに並ぶ列かしら、などと思いながら近づいてみると、なんとそこは列車を待つ人々のための待合スペース。透明なアクリル板のようなもので簡単な囲いを作り、そこにベンチを並べ、その中央に鎮座おわしますのは、なんと巨大なストーブが2台。

 もともとこの場所は待合室でもなんでもないのですが、寒さの厳しいこの季節、ホームに上がって列車を待つのはたいへんなので、ここにストーブを設置して暖がとれるようにしているのでしょう。ストーブに近づいてみると、大きいだけあってパワーも十分、暖気がじんわりと伝わってきます。

 北国の冬は厳しい。そんな中、みんなでこうやって暖を取りあって生活しているのですね。通勤通学というその生活の一部でも、少しでも暖かく過ごせるようにというJR北海道、札幌駅の配慮がうれしいじゃありませんか。北国の駅で見たちょっと暖かいワンシーンでした。

イメージ 2 ▲こんなふうにストーブを囲んで列車を待っています。