宗谷岬でタコしゃぶplease!(その22;宗谷岬)
▲日本の北の突端、宗谷岬。
2009年9月6日、路線バスで宗谷岬へ。
今度乗るのは16:20発の宗谷岬行き路線バス。数人の乗客を乗せて出発です。南稚内駅前など市街地を走り抜け、宗谷支庁の先で国道40号線と別れて国道238号線に入り、20分ちょっとで稚内空港を右に見ながら通り過ぎます。このあたりから左手すぐは海になり、広々とした景色を眺めながらのバス旅になります。小さな漁港のある集落をいくつかつなぎながらバスは走り、一人また一人と乗客が降りていきます。みなさん顔見知りのようですね。
宗谷岬行きのバス。
バスの車窓は海景色。
そうしてやってきたのが、日本最北端・宗谷岬であります。稚内観光の定番中の定番ですね。地理的、領土的にはもっと北が最北端らしいですが、平たく言えばこの宗谷岬が日本の最北端ということになるのでしょう。北緯45度31分22秒。最果て感ばっちりです。三角形の「日本最北端の地の碑」があり、その向こうはすぐ海。右がオホーツク海、左が日本海のはずですが、目に見える境界線があるわけではないので、どこで分かれているかはもちろんわかりません。さらにその向こう、43km先には樺太の西能登呂岬(ロシア的に言えばサハリン州クリリオン岬)があり、晴れた日には見えるというので見てみたいのですが、今回も含め僕は今まで一度も見えたことがありません。
日本最北端の地の碑。
その碑の近くに立っているのが間宮林蔵さん。もともとは、宗谷岬に着くちょっと前にバスの窓からも見える「間宮林蔵渡樺の地」に立っていましたが、最北端の地の碑ができるとこちらに引っ越していらっしゃいました。2005年1月に来たときは吹雪で雪まみれになって寒そうでしたが、今回は初秋の海風に吹かれて涼しげです。1980年に間宮林蔵さん生誕200年を記念して建てられたものなのだとか。間宮海峡、世界地図に名を残したただ一人の日本人、その業績は偉大です。