毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宗谷岬でタコしゃぶplease!(その19;そば処「宗谷」)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142104.jpg稚内駅待合室にある立ち食いそば処「宗谷」の天ぷらそば。

 2009年9月6日、腹ごしらえ。

 「スーパー宗谷1号」で稚内に着いたら、そのまま13:45発のバスに乗って宗谷岬へ行き、夕方市内へ戻ってきて一泊しようと、当初は考えていました。しかし、それだとバスの都合で宗谷岬に30分ちょっとしかいられないか3時間もいなければならなくなるかになってしまうため、計画を変更し、宿泊を宗谷岬にある民宿にし、16:20発のバスで宗谷岬へ向かうことにしました。

 そこで、とりあえず時間はあるので、まずは腹ごしらえをすることにしました。

 稚内駅の待合室には立ち食いそば処があります。「宗谷」というお店です。かつて「利尻」など夜行列車が発着していた頃は早朝から営業し、夜行明けの若人の腹を満たしてくれた店なのだとか。午後1時半を過ぎた待合室はほとんど人がおらず、まったりとした空気が流れています。天ぷらそばを注文すると、愛想のよいおばちゃんが元気にそばを作ってくれ、いろいろと会話もしてくださいました。カウンターの隅にはコーヒーメーカーもあり、いささか煮詰まりかけたコーヒーが温まっています。切符売り場のほうにある観光案内所のおねえさんとかがマイカップを持って「くださーい」とやってきてコーヒーを注いでいったり、なんとものどかな待合室でした。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142108.jpg ほんの月並みなそば処。

 おなかも満たされたところで、まずはノシャップ岬へ行ってみようと駅舎の外に出ます。待合室の窓から見えた駅前が鉄板の壁で囲まれ大工事中の様子だったのでそば処のおばちゃんに尋ねてみたら、市街地総合再生計画の一環で駅前再開発が行われており、駅舎もいずれ建て替えられるのだとか。あららら、じゃあ、次に稚内に来たときには駅舎ごとこの周辺ががらりと変わってしまっているかもしれないんですね!

 それじゃあ、駅舎の定番写真ももしかしたら撮り納めかも。「日本最北端 稚内驛」の駅名標前で写真を撮ります。あれ、駅名標の隣には食堂がある。なんだ、ここでも食事ができたんだ。うっかり。

 写真を撮りおわったら、駅前の工事現場をぐるりと迂回するように出て、宗谷バスのターミナルへ行きます。そしたら、ノシャップ岬行きのバスはターミナルからは出ていないことが判明し、駅前通りまでさらに歩いてバスを待ちます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142113.jpg 稚内駅でございます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818142121.jpg ▲この駅名標の前で記念撮影をするのが稚内での定番。でもこの駅舎とももうすぐお別れかも。