宗谷岬でタコしゃぶplease!(その18;特急「サロベツ」)
2009年9月6日、特急「サロベツ」。
札幌から約5時間、特急「スーパー宗谷1号」は終点稚内に到着しました。13:28、定刻の到着です。
札幌では入線が発車直前だったし、旭川では停車時間中にちらっとホームに下りられましたが、全体に外観をゆっくり眺める時間がなかった「スーパー宗谷1号」、稚内に到着してからじっくりと眺めます。初めて乗ったキハ261系、まだまだぴかぴかで、どっしりした体型にレモンイエローのアクセントが効いています。
TILT261、かっこいい。
1面2線の稚内駅のホームには跨線橋もなく、駅舎から1番線の線路を横断するような形でホームへ上がる構造になっています。決して広くはないホームを眺めると、「わっかない」という縦書きの駅名板と、稚内駅と各地との距離を示した案内板がホームの屋根の柱にずらりと並んでいるのが見えます。稚内駅の定番であります。
わっかない、わっかない。
ところで、「スーパー宗谷1号」が2番線に到着したとき、1番線にも列車が入っているのが目に入ります。キハ183系で走る13:45発の2042D特急「サロベツ」です。「サロベツ」も見られるなんてうれしいなあ。「スーパー宗谷」に乗ってみたい、しかし「サロベツ」にも乗ってみたいと思いつつ今回は「スーパー宗谷」選んだわけですが、こうして「サロベツ」にも出会えて感激です。いつか、キハ183系が淘汰されないうちに「サロベツ」にも乗ってみたいものです。
「サロベツ」間もなく発車。
「スーパー宗谷1号」の着いた2番線を端まで行くと、そこは日本最北端の線路の途切れるところです。ホームにも「日本最北端の駅」の標柱があり、「北緯45度25分03秒」と記されています。線路はここで尽き、その向こうに見える高い建物は全日空ホテルで、その右はフェリーターミナル、奥はドーム型の防波堤で、北辺の海はもうすぐそこなのです。
▲稚内駅のホームに立つ「日本最北端の駅」の標柱。向こうは海が近い。