毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宗谷岬でタコしゃぶplease!(その15;旭山動物園号)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818141936.jpg ▲これが特急「旭山動物園号」の「ペンギン車」だ!

 さて、長々と書き綴ってきたこの連載、前回の「その14」でようやく初日が終わりましたね。やっと一日かよ!ふぅ~。いったいいつになったら書庫のタイトル「タコしゃぶ」が登場するんでしょう。

 というわけで、札幌での一夜が明けて、2009年9月6日(日)になりました。駅前のホテルでちょっと早い朝食を食べて札幌駅へ向かいます。日曜日の朝だというのに札幌駅はもうけっこうな混雑。さすが北国の大都市であります。

 これから乗るのは08:30発の2031D特急「スーパー宗谷1号」稚内行きです。初めて乗ります「スーパー宗谷」。

 しかしその前に、10番線のほうに目を向けますと、なにやらユニークな列車が入線しています。これはもしや……おお、やはりそうでした。ウワサの08:26発9021D特急「旭山動物園号」!運行開始当初から全国の注目を集めていましたが、偶然にもこうして本物が見られてちょっとうれしいです。

 特急「旭山動物園号」はスラントノーズの顔を持つキハ183系の5両編成。旭川方先頭は5号車で「ペンギン号」、続いて4号車「チンパンジー号」、3号車「ライオン号」、2号車「オオカミ号」、1号車「ホッキョクグマ号」となっているらしいですが、4分後に発車する「スーパー宗谷1号」のホームへダッシュしなければならないこともあり、あまりゆっくりと観察しているヒマがないのが残念。とにかくこの特急「旭山動物園号」、確かに楽しい!こりゃあ子どもはうれしがるはずだ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818141932.jpg 人気列車なんですよね。

 ところで「スーパー宗谷1号」、入線するのが遅い!こんなに発車直前ではおちおち写真も撮れやしない。初めて乗るキハ261系だというのに、スタートは実に慌ただしい。キハ281・283系を見慣れている身からすると、近くで見るキハ261系はなんとなくごつくて威圧的でありながらなんとなくユーモラスでもあります。正面に張り出した大きな幌や膨らんだ感じのする車体の形状のせいでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818141921.jpg 発車直前にやっと入線。

 しかし僕がキハ261系で好きなところは車体のカラーリングのアクセントになっているレモンイエローです。キハ281・283系だと確かグリーンが縦に入っているだけだし、「スーパーとかち」に投入されているほうはオレンジ色ですよね。オレンジ色のアクセントも悪くはないのですが、このレモンイエローのアクセントがきりっと引き締まる感じがしてなかなかよいです(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818141926.jpg アクセントはレモンイエロー。

 などと思っている間にもう発車時間。ホームに長く伸びていた利用客の列がするすると車内に吸い込まれ、08:30に定刻発車です。旭川まで、函館本線を激走します。「スーパーカムイ」にひけを取らない俊足はさすがキハ261系、あっという間に旭川に到着です。なんと「スーパー宗谷1号」、札幌から旭川までは「スーパーカムイ」より1分遅いだけなんですね。スゴイ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818141940.jpg ▲俊足をたっぷりと見せつけながらあっという間に旭川に到着した「スーパー宗谷1号」。