毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宗谷岬でタコしゃぶplease!(その10;「北斗11号」)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818141730.jpg ▲森駅に滑り込んできた5011D特急「北斗11号」。

 2009年9月5日;キハ183系気動車

 麓の雲が切れ、うっすらと駒ヶ岳の裾野が見え始めたその方向から、列車が近づいてきました。森駅14:07発の5011D特急「北斗11号」です。「スーパー」が付いてきませんから、キハ183系での運行です。最近「とかち」がオール「スーパーとかち」となり、石勝線・根室本線からキハ183系が姿を消したように、今後キハ183系の置き換えはますます進むかもしれません。これは乗れるときに乗っておかねばと選んだのがこの「北斗11号」です。

 どうせ乗るなら。

 キハ183系の「北斗」の特徴と言えばハイデッカータイプのグリーン車。どうせ乗るなら奮発してこれに乗らなくっちゃ!

 というわけで、森から乗り込んだのは「北斗11号」の3号車、グリーン車です。確かに窓がかなり高いところにあって、車端部ののっぺりした側面がちょっと異様です(^_^ゝ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818141734.jpg グリーン車に乗り込みます!

 森駅から先の車窓は、たっぷりと噴火湾の景色が楽しめるようになります。かなり海岸線ぎりぎりまで近づいて走る区間もけっこうあり、薄雲が広がっているとは言え空の青さも垣間見えており、ハイデッカー車両の窓からの景色はなかなか爽快です。

 キハ183系グリーン車(キロ182形500番台)は2×1列のアブレスト。しかし1人掛けのシートは山側なので、海側に座りたい僕は2人掛けのシートの窓側を指定してありました。さいわい、次に下車するまで隣には誰も来なかったので広々とゆったりと楽しむことができました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818141738.jpg 森以北の車窓は海が近い。

 グリーン車のサービスで忘れてならないのはウエルカム・ドリンク。かつては全国の優等列車グリーン車でウエルカム・ドリンクのサービスがあったはずですが、次々と姿を消し(「成田エクスプレス」のグリーン車なんか登場直後は各種ドリンクがセルフサービスで飲み放題でしたよね)、今やドリンクサービスが残っているのはJR北海道JR九州だけではないでしょうか(東海道山陽新幹線グリーン車は乗ったことがないので知らないのですが、どうですか?)。それだけにうれしさ倍増、特急「北斗」のドリンクサービス。ホットコーヒーをお願いして、のんびりゆったりグリーン車の旅を楽しみます。上を見上げると、グリーン車の大きな窓は天井に向かって彎曲していて、空がよく見えます。さすがハイデッカーだぜ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818141744.jpg ドリンクサービスあり。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818141748.jpg ▲天井に向かって彎曲した大きな窓。さすがハイデッカー。