毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「さくら」でランタンフェスティバル②(ふくすし)

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 2005年2月19日(土)、「さくら」は西へ。

 深夜の大阪で牽引機の写真を撮ったあと眠りに落ちて、ふと目がさめると下松に停車中。時間は6時半過ぎ。2月のこの時間はまだ暗い。もう山口に入ったんだと夢うつつに思っていると、やがて「さくら」は新山口のホームへ滑り込みました。この頃にはもうずいぶん外は明るくなっています。下松からはヒルネ乗車が始まったはずですが、乗ってくる人はいるのかな……

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819030027.jpg 夜が明けて07:33、新山口着。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819030037.jpg 下関着。ホームがにわかに賑わう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819030032.jpg ▲下関でやっと顔を見られた~(^-^)。写真撮られまくり。

 山口県を東から西へ走り抜けて08:33、曇天の下関に定刻到着です。機関車付け替えの様子を大勢のファンがカメラを抱えて見守っています。
 下関と言えばホームの立ち食いうどん屋の「ふく天うどん」を食べたいところ。しかし機関車の付け替えも見たいしぃ~とぐずぐずしているうちに食べ損ねました。しかしそこはそれ、確か徳山あたりから車内販売が乗り込んでくるので、しっかり駅弁を買い込みます。一つは「ふく寿司」。鮨飯好きとしては1,150円の「ふくめし」よりこっちの830円の「ふく寿司」のほうが断然スキ。もう一つは「ロマン紀行壇ノ浦」(850円)。こちらは幕の内弁当ですね。 

 関門トンネルをくぐっていよいよ九州上陸。
 門司停車中に再び機関車の付け替えがありますが、機関車はホームの仕切りの向こうなので先頭の顔を拝むことはできません。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819030041.jpg 門司駅ホームの列車案内。

 それよりびっくりしたのは、このときに乗り納めをして別れを惜しんだはずの特急「いそかぜ」が反対側のホームにいてどるるると鈍く低いエンジン音をうならせていたこと。えっどうして?と一瞬思いましたが、小倉発益田行きの運用のために下関から小倉へ向かう回送列車だったのですね。特急「いそかぜ」も「さくら」と同じくあと10日でその役目を終えます。思いもかけず門司駅で再び「いそかぜ」に再会し、改めて別れを告げることができました。これでもう本当に見納めです。回送「いそかぜ」は「さくら」の門司停車中に小倉へ向けてディーゼルエンジンの薄い煙をぷいと噴き上げて走り去っていきました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819030046.jpg ▲小倉まで回送されるキハ181系いそかぜ」。

 さてこちらの「さくら」は密なダイヤを縫うように鹿児島本線を下って、10:20に鳥栖に到着しました。ここから列車は二手に分かれ、「はやぶさ」が10:26に熊本へ向けて出発し、「さくら」の出発は10:37の予定です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819030051.jpg 鳥栖で「はやぶさ」「さくら」の別れ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190819/20190819030105.jpg 鳥栖のホームも大賑わい。

 鳥栖での長い停車時間を利用して先頭の機関車を見に行きましょう。
 門司から牽引してきたのは深紅のED76-69機でした。深紅のボディーに真新しいヘッドマークが浮き立つように取り付けられています。このED76-69機がこのまま「はやぶさ」編成を熊本まで牽引していきます。まずは「はやぶさ」の出発を見送ろうではありませんか。

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