太宰治生誕100周年記念トリップ(その2;あさりおこわ弁当)
▲秋田行き662Mと並んだ「つがる17号」。青森駅にて。
2009年9月1日、青森へ。
台風11号の暴風雨の中を成田に着いた翌9月1日は、ふるさと青森へ帰ります。
いつものように北区西ヶ原の行きつけの床屋へ行って散髪をし、それから上野駅に出て上野発12:02の「はやて・こまち17号」に乗りました。平日の真っ昼間ということで、窓際E席はとれなかったものの、3人掛けのほうのA席がとれ、しかも終点八戸までB席C席は空いたままでした。
さて、お昼ですので駅弁登場。
上野駅の売店で数々の駅弁を前にう~むと悩んでいたら、売り子のおばさん、すかさず「コレ、季節限定で今日からですよ~」と「秋露のささやき」なる豪華懐石風弁当をすすめます。これまたう~むと悩んでいると、おばさんは「それからコレ、コレあと10日で終わりよ」と「あさりおこわ弁当」もすすめます。「季節限定」とかに弱い僕はどちらもほしいところですが、ここはひとつあと10日でなくなってしまう「あさりおこわ弁当」にしましょう!
というわけで「あさりおこわ弁当」、国産もち米100%使用ということで、たくさんのあさりとともに炊き上げられたおこわはもっちりとした食感がたまらなくおいしく、また、煮ダコや野菜の煮物、ウナギ(アナゴかも)の竜田揚などのおかずもおこわを引き立てるに十分のおいしさ。駅弁「深川めし」もおいしいけれど、おこわにして食べるのもいいですね。あさり大好きです。
9月10日までの限定弁当。
もっちりのおこわが美味。
「はやて17号」の八戸到着は14:55。15:03発の17M特急「つがる17号」に乗り継ぎます。「つがる」と言えばE751系のはずですが、この「つがる17号」は「白鳥」に充当されている485系3000番台。隣には14:45に到着した4020M特急「白鳥20号」の485系3000番台も入っていて肩を並べています。
485系の「つがる」。
485系の「白鳥」。
LEDよりも幕のほうがいいよう。
快晴の青森路を「つがる17号」は快調に北上します。心なしかE751系に比べると走りが重いような気がしないでもないですが、それが485系の持ち味。三沢、野辺地と停まって一瞬海が見えたあと、小湊、西平内と夏泊半島の付け根を抜けると、浅虫温泉で車窓右手に陸奥湾の海が広がります。青空と晩夏・初秋の日差しを映して陸奥湾がきらきらと光っています。
「つがる17号」は定刻16:04に青森駅2番線に到着しました。5分停車ののち、弘前までの道のりが残っていますが、僕は青森で下車です。隣の3番線にはおなじみ701系の16:23発秋田行き普通列車662Mです。青森での下車客に混じって青森駅の表口に出ます。すると、駅構内がかなり工事中です。以前帰ってきたときにもう工事が始まっていた駅前ロータリーの工事もまだ続いています。駅全体が大工事状態になっているようですが、これも来年の新幹線八戸以北開通に向けてのものでしょうか。新青森駅が開業したら、誰も今の青森駅になって見向きもしなくなると思うのですが……