【社説】昼の月

▲午後2時、ANA機内から見えた昼の月。

　2009年5月31日(日)、ひさびさANA。

　マイレージの特典航空券、なんと13,000マイルで国際線が往復できるというおトクなキャンペーン期間に当たったので、これで航空券をゲットして、5月31日、瀋陽から成田行きの全日空NH926便に乗りました。瀋陽から全日空、久しぶりですぅ～(^^)。

　定刻より少々遅れて成田からのNH925便が瀋陽に到着しました。瀋陽に飛来する飛行機（特に国内線）はほとんどがナロウボディ機なので、B767-300ERでもずいぶん大きく見えます。この日の機材はJA611Aでした。
　瀋陽空港は、小さい空港のくせして、着陸後のタクシングはすべてフォロミーカーによって行われます。タクシング距離はすごく短いのに、どうしてフォロミーカーなんだろう？ちなみに、瀋陽空港には7番から10番までボーディングブリッジがある国際線スポットが4ヶ所ありますが、今はブリッジ周りの工事が大規模に行われているので、この日のNH925便は沖止めになりました。

なぜかフォロミーカー。

この日はJA611Aで運行。

瀋陽空港国際線待合室。

　というわけで、瀋陽発成田行きNH926便はほぼ定刻どおりに瀋陽空港のRWY24からテイクオフしました。日本の航空会社は北朝鮮の上を飛べないので、大連上空からソウル上空へと迂回しなければならず、所要時間も30分ほど余計にかかって成田までは約3時間です。

　それにしても、こちらで航空券を買うと全日空でも中国南方航空(CZ)でもだいたい同じ値段なのに、どうしてこんなにも機内食が違うのでしょう(^^)。僕はもう最近はCZのときは機内食はだいたいお断りしています。特に日本発のCZは出発時間がだいたい午後1時台なので、搭乗前にお昼を食べてから乗り、機内食は遠慮するというパターンです。しかし、久しぶりの全日空国際線の機内食、エコノミークラスですが、どれもオイシイ！特に主菜の野菜の煮物や焼き鮭なんてうるうるしちゃいましたー(^_^ゞ。

　世界的な経済危機の影響もあって全日空は関空～大連～瀋陽便を今年3月から運休していますが、新型インフルエンザも追い討ちをかけているのか、この成田便も空いてます。後ろのほうにはほとんど誰も乗ってません。サビシイ。最近は搭乗率10％ぐらいの日もあるのだとか。なかなか厳しそうです。

　ふと窓の外を見ると、あ、月。半月だ。この日この時の月齢は6.75。6月2日が上弦の月だったらしいので、窓から見えた月は半月にもうちょっと足りない月だったことになります。飛行機から見る月、真っ青な空、遠くに雲、なんだか不思議な感じ。

実はとてもおいしい。

それにしても空いてるぜ。

見えるかな、月。

　瀋陽を発って約2時間、NH926便は愛知県上空にさしかかりました。このあたりまでは雲もほとんどなく、地上の景色がずっと楽しめていました。日本時間で午後4時半頃です。僕にとってはおなじみの空港が見えてきました。中部国際空港セントレアです。5月27日にいったん瀋陽へ戻るのにセントレアを利用したばかり。

　NH926便はセントレアを左下に見ながら太平洋上に抜け、愛知・静岡・神奈川沖を房総半島へと飛び続けます。晴れていれば左手遠くに富士山が見えるはずですが、この日は愛知上空を過ぎたあたりから地上には厚い雲がたちこめ（どうも東日本は雨だったようです）、富士山どころか地上の景色は楽しめなくなってしまいました。でもまあ久しぶりの全日空を楽しんだから、まあいいか(^^)。

愛知上空、晴れ。

▲左下に見えたセントレア。なんか停まってる飛行機少ないな～(^_^ゞ。