またまた「あけぼの」に乗りました（その2；発車）

▲6月4日の上り牽引機はEF81-138。

　青森車両センターから最初から客車の後ろにくっついて入線してきたこの日の牽引機はEF81-138。下り「あけぼの」に乗って6月1日に到着したときの牽引機はEF81-137でした。どちらも「青」のプレートが入った赤釜。青森から長岡まで、奥羽本線、羽越本線、そして信越本線の一部を担当します。

このHM、赤釜が似合う感じ。

しっかり「青」プレート。

「上野」の文字に誘われて。

　青森車両センター所属のEF81はヒサシ付きが特徴だということなので、ちょっと下からヒサシがよくわかるようなアングルで写真を撮ってみましたが、いかがでしょうか。
　
　上り「あけぼの」も上り「日本海」と同様、青森駅はいちばん端っこの1番線から発車するので、そのバックには青森ベイブリッジがよく見えます。日の長いこの時間帯はまだ青空も出ていて、青森ベイブリッジもまだライトアップにはしばらく間があるようです。

　ホームのすぐ隣は駐輪場だったはずですが、今は鉄板の囲いが設置されてなにやら工事中。駅前バスロータリーも大工事中で、総合交通ターミナルと青森観光交流情報センターを設置しようとしているようですが、ちょっと待った！
　来年東北新幹線八戸以北が開業し新青森駅が機能し始めると、人や車の動きは明らかに新青森駅が中心になるはず。そのときは東北本線は盛岡以北から消滅し、現青森駅は単なるローカル駅に成り下がる可能性が高く、今でさえ駅前通り新町商店街が郊外大型店に客を奪われて瀕死状態なのをどうにもできないでいるのに、来年の新青森開業時に生じる人の流れの変化が現青森駅にもたらす影響をよく吟味、検討もしないで、よく現青森駅前に巨額を投じて青森観光交流情報センターや総合交通ターミナルを今になって建設する気が起きますな！鹿内市長、それでだいじょうぶなんですか？

青森ベイブリッジをバックに。

ヒサシ、わかります？

福島方のランプ点灯を待つ。

　し、しまった。つい熱くなってしまった……　でも、本当に青森のことが心配なんです。新青森駅開業が現在の青森駅とその駅前通りにもたらす影響って、きっとものすごく深刻なものになるはず。八戸だってそうです。「はやて」開業効果なんて浮かれていたのは今は昔。八戸以北が開業したとたんに八戸なんかただの通過駅に成り果てます。そのとき八戸市はどうするのか。みんな、ちゃんと考えてますか？

　あ、そろそろ発車時間が近づいたようです。僕もそろそろ車内に入らなければ。

　2号車には僕の他には二人連れが一組、3番・4番に入ったようです。青森駅発車時は3人で出発ですか。寂しいものですなあ。まあこれから少しずつ乗客は増えていくに違いない。車内はことのほか静かで、快適です。この日の2号車はオハネ24-3。ドアは引き戸ですが、ブルトレ客車のドアはやっぱり折り戸であってほしいもの。隣の3号車に行ってみると、こちらはオハネ25-152で、ばっちり引き戸でした！(^^)

静かな車内で発車を待つ。

▲これは発車後の撮影ですが、「B寝台」の文字、すりガラス、折り戸というこのデッキ、たまりません。