今日の駅そば（青森駅）

▲青森駅の立ち食いそば屋「八甲田」の「めかぶそば」。

　今日、青森駅で駅そばを食べました。

　青森駅で駅そばを食べるのは久しぶりです。東京から「はやて13号」と「つがる13号」を乗り継いで、14:08に青森に着きました。朝食を食べてから何も食べる機会がなく、青森駅のホームでようやくランチタイムとなったわけです。

　「つがる13号」が到着したのは1番線。ホームにあるのは「そば処　八甲田」です。自動券売機で食券を買わなければならなくなったのは無粋ですが、こんな時間に他にそばを食べる人もなく、14:14に「つがる13号」が弘前へ向けて出て行ったあとはホームからも人影が消えて、快晴のさわやかな風が吹き抜ける1番線ホームで青森ベイブリッジを眺めながらのんびり駅そば、なかなかいい感じです(^^)。

青森ベイブリッジが見える。

　注文したのは「めかぶそば」。山菜そばも捨てがたいところですが、ここはやはり海の幸、めかぶそばでしょう。
　青森駅の駅そばは、汁は当然のごとく真っ黒で少々甘め、しかしダシはしっかりしています。麺は細麺ですが色が黒く、蕎麦の比率は高そうです。その上にたっぷりのめかぶとたっぷりのおろし生姜がのっかって、生姜の香り、めかぶの粘りとしゃきしゃき感がなかなかおいしい。うむ、おいしい。おいしいじゃないか！

　かつて大阪からの寝台特急「日本海1号」が函館へ足を伸ばしていた頃は、青森での長い停車時間を利用してここでそばをすする人も多かったと思います。意外にも早朝5時台には、札幌からの急行「はまなす」から「つがる2号」や「いなほ8号」へ乗り換える人たちが、まだ朝早いってのに大勢そばをすすっています。駅の立ち食いそば屋は旅人の重要な食事拠点。今日も変わらず営業している青森駅ホームの立ち食いそば屋ですが、来年東北新幹線新青森駅が開業したら、青森駅の立ち食いそば屋はどうなってしまうのでしょう………。

麺は蕎麦たっぷりの黒め。

▲早朝5時台は「はまなす」から「つがる2号」や「いなほ8号」への乗換え客でけっこう混むんです。