毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

流氷求めて「オホーツク」(その14;初エア・ドゥ)

イメージ 4 ▲エア・ドゥで日高山脈越え。山並みの続くその先は襟裳岬。

 2007年2月26日(月)、アイ・ワナ・エア・ドゥ!

 夜行特急「オホーツク9号」で出かけたオホーツク海流氷の旅(流氷がなかった旅)も、網走で一夜を明かして、もう帰らねばならない最終日を迎えてしまいました。

 帰りは女満別空港から羽田へひとっとびです。網走で泊まった宿のすぐ近くにバスターミナルがあり(だからその宿を選んだのですが)、そこから連絡バスで空港へ向かいます。石北本線には女満別という駅と西女満別という駅があり、距離だけなら西女満別駅が空港最寄り駅だそうですが、乗換機能は果たしておらず、ほとんどが網走市内と北見市内からのバスでのアクセスではないでしょうか。

 女満別空港を利用するのは確かこのときが2回目。道東4空港(釧路、根室中標津、オホーツク紋別、女満別)の中では釧路に並んで、網走・北見へのアクセスを中心にした拠点空港と言え、フライトもけっこう各地へ飛んでいます。

 この日も良い天気。ガラス張りのターミナルからはスポットについている飛行機がよく見えますが、ちょうどプッシュバックが始まったのが見えたのはJALのMD-87。09:20発新千歳行きのJAL2710便でしょうか。

イメージ 1 ▲今はなきMD-87は、新千歳行きJAL2710便か。

 さて、僕はと言うと、このときが初エア・ドゥ。「北海道国際航空」というのが正式名称だということを知っている人はあまりいないのではないかと思えるほど「エア・ドゥ」の愛称がすっかり定着しています。

 搭乗するのは09:30発の羽田行きADO072便。僕はこのときまでエア・ドゥの保有機材はB767だけだと思っていたので、出発ゲートでB737-500を見てビックリ。エア・ドゥはいつの間にかB737-500を導入していたのですね。

イメージ 2 ▲エア・ドゥのB737-500。エア・ドゥに乗るのはこれが初めてです。

 記憶がちょっと定かではないのですが、写真から思い返してみるに、この日の離陸はRWY18からだったようです。女満別から羽田を目指す便はRWY18から離陸するとそのまま真南に飛び、釧路上空を越えて洋上飛行になるのが通常ですが、この日は南西へ飛んで帯広上空から日高山脈越えをするようです。離陸から約20分で、左手に帯広市街、その向こうに浦幌、広尾、そしてキラキラと輝く太平洋が見えます。

 それから数分でいよいよ日高山脈上空にさしかかります。おそらく山脈の北端あたりを飛んでいるので、そこから南へと、険しい山肌を見せる日高山脈のほぼ全貌を眺めることができます。そして山脈の先、左右の海岸線が合わさるその先端は襟裳岬のはず。絶景であります。
  
イメージ 3 ▲写真のほぼ中央が帯広市街。そこから左へ流れ太平洋へ注いでいるのが十勝川。