毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

都電荒川線8800型デビュー!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200114.jpg王子駅前電停で乗客を乗せている三ノ輪橋行き都電荒川線8800形新型車両。

 5月7日、8日と一泊二日でちょこっとニッポンへ行ってきました。

 成田空港は、豚インフルエンザの水際対策でたいへんなことになっているやにニュースで聞いていたのでかなり身構えて行ったのですが、健康状態の質問表の記入を求められるぐらいで他はいつもと変わらず、入国の流れはスムースでした。その後都心に出ても、マスクをつけている人は思ったほど多くはなく、それほど深刻さを感じませんでした。ニュースだけ見ているとものすごくたいへんなことになっている印象を受けるのですが、これもメディアの弊害かしら。

 それはともかく、7日の午後、京浜東北線東十条駅前で用事を済ませ、ひと駅戻って王子駅前から都電に乗ろうと電停で待っていたら、荒川車庫前方から「回送」の表示を出した見慣れぬ車両が近づいてきました。オヤ、都交通局はレトロ電車9000形に続いてまた新しい車両を導入したのね、で、その試運転をやっているわけね、と思って眺めていたら、電車は王子駅前電停のホームを過ぎたところで停車し、進行方向を変えて「三ノ輪橋」を掲出し、線路を乗り換えて反対側のホームへ入り、乗客を乗せ始めました。この新型車両、もう営業運転に投入されているようです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200103.jpg 王子駅前で進行方向転換。

 あとで調べてみたら、この新型車両は8800形。、「荒川線の未来を開く、先進性と快適性」をコンセプトに、東京都下水道局森ヶ崎水再生センターのバイオマス発電によるCO2を発生しないとされる環境負荷の小さい電力「グリーン電力」を使って運転されるエコ車両なのだとか。前扉脇には「GREEN POWER」マークも掲出されています。

 営業運転が始まったのは4月26日。営業運転が始まって間もないタイミングでこの新型車両にお目にかかれたとはなんともラッキー。車両前面には「8800形 DebutT!」と記された花輪付きのヘッドマークが掲げられています。現在8801号車、8802号車の2両が投入されているとのこと。車両はホワイトをベースに、前面と屋根はさすが東京都というかなんというか、ショッキングピンク。車側にはグリーンで都のイチョウ・マークと「Arakawa Line」のロゴが入り、全体としてスマートな印象。レトロ電車を投入した次は最新技術のエコ車両とは、東京都はなかなかやってくれます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200109.jpg 線路を乗り換えます。

 実は、僕はこのあと王子駅前から滝野川一丁目まで行って用事を済ませ、そのあと西ヶ原四丁目電停から大塚駅前まで都電に乗ったのですが、そのときに運良くこの8800形がやってきて、乗車することもできたのです。それに加えて、大塚駅前で降りたら、早稲田方からちょうどもう一両の8800形がやってきて、現在まだ2両しかない8800形が大塚駅前電停で肩を並べたのです。写真を撮り損なったのがかえすがえすも残念!また乗りに行こうっと。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200119.jpg ▲営業運転が始まってまだ12日目。ヘッドマークも春らしく明るく華やか。