「日本海」でいったりきたり(その22;内陸線完乗)
2006年11月27日、眠くなってきた。
阿仁合駅は「北緯40度線に位置する北秋田市阿仁地域のシンボルの巨大な三角屋根のある駅舎」だそうです。「巨大」とまで言えるかどうかはまあ別として、とんがり屋根の駅舎はたしかに特徴的。跨線橋はなく、線路を跨いで駅舎と1面2線のホームとを行き来します。駅舎の脇には腕木式信号機が見えますが、これはかつて沿線で使われていたのを移してきて保存しているのでしょうか。
AN8900形も雨に煙る?
105Dは阿仁合駅に10分停車したあと、07:50に発車です。阿仁合からは多少乗客が増えるかとも思ったのですが、数人がぱらりぱらりと乗ってきただけでした。
さて、こちらは夜行明けということもあり、そろそろ眠くなってきました。初乗車だし、次にいつ乗れるかもわからないので、車窓の景色や各駅の様子をしっかりと目に焼き付けたいところですが、あっさりと睡魔のほうが勝ってしまいます。
さて、こちらは夜行明けということもあり、そろそろ眠くなってきました。初乗車だし、次にいつ乗れるかもわからないので、車窓の景色や各駅の様子をしっかりと目に焼き付けたいところですが、あっさりと睡魔のほうが勝ってしまいます。
はっっっっ、と気がつくと、どこかの駅に停車中。見ると駅名標には「八津」とある。時間は午前9時を回ったところ。だいぶ終点角館が近づいたようです。
八津駅で交換待ち。
八津駅の駅名標はきれいなムラサキ色に塗られ、花の絵も描いてあります。あとで調べてみたら、八津駅から歩いて行けるところに、規模、密度ともに国内随一と言われるカタクリの群生地があるのだそうです。駅名標に描かれた花はカタクリの花なのですね。
カタクリの花がシンボル。
八津駅を出た105Dは、西明寺、羽後太田と停車して、09:22に終点角館に到着しました。角館を訪れるのも初めてです。行き止まりになった線路の脇を抜けて狭い改札を出ると、そこはなかなか広くて立派な駅前広場。そして、こぢんまりとした秋田内陸縦貫鉄道角館駅の隣には武家屋敷を摸したと思われるJR東日本の立派な角館駅がありました。天気は、雨は今のところ降ってはいませんが、雲行きはかなりアヤシイ。とにかくまずは駅前で大きく背伸びです。
▲初めて訪れた角館駅はどんよりとした厚い雲の下。