毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「日本海」でいったりきたり(その19;じゃこ天うどん)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818123316.jpg ▲松山と言えばじゃこ天うどん。食べたい~。

 2006年11月26日、じゃこてん~~♪。

 早朝から約3時間にわたる予讃線海めぐりショートトリップを終えて松山駅に戻ってきました。次は
11:18発の16M特急「しおかぜ16号」・1016M特急「いしづち16号」に乗って松山を離れます。

 その前に、朝ごはんも食べずに早暁から動き回っていたので、まずは腹ごしらえ。松山に来てはずせないのは「じゃこ天」であります。「ホタルジャコ」「グチ」「アジ」「太刀魚」他小魚を骨ごとすり身にして小判状にし油で揚げたこの愛媛名物、まことにおいしい。特に揚げたてのおいしさと言ったらたまりません。松山に来て僕が必ず立ち寄るのが、松山駅の改札に向かって右側にある「かけはし松山店」。じゃこ天を実演販売するとともに、店内は立ち食いそばうどん屋になっていて、ここではじゃこ天うどんを食べることができます。これがまたうまいんですよ。コチラの記事でも書いたのですが、とにかく松山ではじゃこ天うどんをまず食べて、それから駅弁(だいたい「醤油めし」なんですが)と揚げたてのじゃこ天を買って列車に乗るというのが定番中の定番なんです~。

 さて、「しおかぜ16号・いしづち16号」は前日も乗った8000系電車。松山駅1番線から乗りますが、この松山駅1番線というがなかなか混雑します。日本国内の駅では非常に珍しいと思いますが、同じホームの同じ番線で乗り継ぎが行われるのです。11:10に宇和島からの1058D特急「宇和海8号」と3M特急「しおかぜ3号」・1007M特急「いしづち7号」が1番線に逆方向から同着し、向かい合います。この2本の列車は折り返しで11:17発1057D特急「宇和海7号」と11:18発の16M特急「しおかぜ16号」・1016M特急「いしづち16号」にそれぞれ変わるので、1番線だけで相互乗換ができるのです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818123324.jpg 2000系と8000系がご対面。

 しかし、「しおかぜ・いしづち」にしても「宇和海」にしても、7、8分で折り返しというのは異常に早い感じがします。普通列車の折り返しならいざ知らず、グリーン車もある優等列車の折り返しの車内整備はこんなに短い時間でだいじょうぶなのでしょうか。全般にJR四国の特急の折り返し時間は非常に短いような気がします。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818123320.jpg 8000系先頭車。

 さて、「しおかぜ・いしづち16号」は前5両が岡山行き、後ろ3両が高松行きです。今回は初めて「いしづち」を完乗して高松まで向かいます。8000系リニューアル車の指定席車は「S-Seat」と呼ばれ、シートに木材が多用されるなどなかなかおしゃれなインテリア。発車するなり、さっきじゃこ天うどんを食べたばかりだというのに早くも駅弁とまだあつあつのじゃこ天を広げて食事タイムです。

 「しおかぜ・いしづち16号」の宇多津着は13:22。ここで切り離し作業が行われて、2分後に「しおかぜ16号」が岡山に向けて先行し、その1分後には「いしづち16号」が短い3両編成となって高山を目指します。切り離されて姿を見せた8000系の顔はホワイトを基調にした切妻面。いかにも取って付けたような印象ですが、僕はこっちの顔のほうが好きな感じ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818123329.jpg 宇多津で切り離されました。

 宇多津から高松まではわずか18分。行き止まり式のホームに到着です。7000系電車と肩を並べました。こちらは13:58発の141M快速「サンポート」観音寺行きのようです。

 わざわざ高松まで来た理由はただ一つ。僕は宇高連絡線には乗ったことがありませんが、かつて宇高連絡線の中でうどんを出していて、陸に上がってからも宇高連絡船うどん屋の味を受け継いでいる「連絡船うどん店」が高松駅構内にあると聞いたので、食べてみたくなったのです(まだ食うのかよ!とつぶやいたアナタ!、そうです、また食うんです。)。

 そのうどん屋は、改札口のすぐ近く、行き止まりのホームの手前にありました。いよいよ讃岐で讃岐うどんを食べます。あっという間につるつると二杯ほど。
 なるほど、これが宇高連絡船で食べられていたうどんなのか。確かにうまい。だし汁は文句なし。しかし、正直言って、麺は二杯とも少々やわらかかった、というか、コシが今ひとつだった。さっき松山で食べたじゃこ天うどんの麺のほうがコシがあっておいしかったというのが感想です。まあ念願の「連絡船うどん」が食べられたからよしとしましょう。

 高松で他に用事はありません。駅のおみやげ屋さんで讃岐うどんの詰め合わせを少々購入し、再びホームに戻ります。14:43発の3160M快速「マリンライナー40号」で四国を離れることといたします。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818123334.jpg ▲終点高松に到着した「いしづち16号」と発車を待つ観音寺行き快速「サンポート」。