毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

晩秋初冬すてきなニッポン(その53;帝釈天参道)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125944.jpg ▲というわけで、柴又帝釈天

 2008年12月4日、柴又駅から。

 さて、それでは京成柴又駅前から柴又帝釈天へ向かって散策を始めましょう。

 寅さんの銅像が立っている駅前の小広場からスタートすると、すぐに帝釈天参道に入ります。浅草の仲見世なんかもそうですが、参拝先の浅草寺にしろ柴又帝釈天にしろ、そこへたどり着くまでは実は楽しかったりします。柴又の場合はやはり寅さん映画がありますから、参道を進んでいくと、寅さん関係の老舗にいくつも出会います。その中でも有名なのはなんといっても草だんごの「とらや」ですよね。実際にここではロケも行われていますし、有名になるのも宜なるかなという感じです。しかし、「とらや」だけが突出しているのではなく、草だんごに梅せんべいの「高木屋老舗」など、それぞれに歴史を背負った、雰囲気ばっちりの店々が参道にずらりと並んでいるので、ただそぞろ歩くだけでも楽しい気分になってしまします。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125932.jpg 帝釈天参道入り口。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125936.jpg 言わずと知れた「とらや」。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125940.jpg 高木屋老舗も捨てがたし。

 帝釈天参道を突き当たりまでいくと、柴又帝釈天があります。正式には「帝釈天題経寺」。寛永年間の1629年に開基され、開山上人を下総中山法華経寺第十九世禅那院日忠上人とし、その弟子の第二代題経院日栄上人が実際の開基であるとされています。柴又帝釈天というとつい「寅さん」のイメージが先行してしまいますが、由緒正しい帝釈天の歴史も踏まえて、これから参拝してみようと思います。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125953.jpg柴又帝釈天の第一番の門。堂々たるものです。