毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

はじめての「SL冬の湿原号」⑩(C11-171)

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 2005年1月23日、川湯温泉駅。

 ついに、「SL冬の湿原号」がやってきました。

 川湯温泉駅での出迎えの準備が整い、「鉄」な人たちもそうでない人たちもホームにずらりと並んでその登場を待ち受けます。なにしろ日本でナマの走っているSLを近くで見るのは初めてなものですから、どんなふうに登場するのか皆目見当が付かないのですが、とにかくみんなと一緒になって待ち受けます。

 すると、釧路方の向こうから大きく右にカーブを描きながら、やってきました「SL冬の湿原号」!どっどっどっどっという地に響くようなサウンドとともに白い蒸気を上げてゆっくりと近づいてきました!

 か、か、か、かっちょええ……(@_@)。

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 9380レ「SL冬の釧路湿原号」は定刻どおり14:04に川湯温泉に到着し、SLを釧路方につけかえる作業を経て、14:45発釧路行き9343レとなって折り返します。釧路行きの機関車はおしりを先頭にしたバック運転になりますが、おしりにもしっかりヘッドマークを掲げています。

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 到着後客車から切り離された機関車は単独で網走方へ進み、バックして転線します。手入れの行き届いた黒光りする車体が純白の新雪と抜けるような青空とのみごとなコントラストを描いて、ほんっとにもう涙で目がしみちゃいました。なにしろ写真はへたくそなものだから、近づいてくる機関車の顔はなんだか暗くなって撮れてしまったけれど、この目でしっかり見ましたよ、C11-171。かっこいい。惚れた。

 このC11-171、今年のGWはどこで活躍しているでしょうか。大沼公園のあたりかな。冬のSLも、新緑の季節のSLも、きっとそれぞれ味があってよいでしょうね。一年を通じて力走しているC11-171にまずは拍手を送りたいと思います。ぱちぱちぱち。