毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

晩秋初冬すてきなニッポン(その36;立山連峰)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125243.jpg ▲雨晴海岸からの絶景かな絶景かな。

 2008年11月26日、立山連峰

 雨晴駅を出て駅前の道を左へずんずん歩いていきます。その道の左は線路をはさんですぐ海で、歩くに連れて、海に浮かぶ立山連峰がよく見えるようになってきます。立ち尽くしてしまいそうな、息を呑むようなすばらしい景色です。

 道は上り坂になっていて、ゆるい右カーブの曲がりばなまで登ってくると、駐停車スペースが設けられ、展望台のように整備されているところがありました。そこから眺める立山連峰の素晴らしさと言ったら!かつて一度だけ富山で快晴に当たり、その時富山市内の呉羽山から初めてこの立山連峰のすばらしい景観を目にしましたが、ここ雨晴からの快晴の立山連峰はまた格別です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125248.jpg 世界で唯一の景観だとか。

 雨晴海岸は能登半島国定公園の一部。能登半島の東側の付け根にあり、富山湾越しに見る立山連峰雄大な眺めは、3000m級の山々が海上から眺められる場所として世界で唯一ではないかと言われているそうです。雨晴海岸から氷見松田江の長浜までは「日本の渚百選」に選ばれているとか。それでも天候に恵まれて立山連峰が一望の下に見渡せる日は一年を通じてもそんなに多くはないのではないでしょうか。この日は本当に天候に恵まれました。

 北側へ振り返ると、こちらは長い海岸線が見通せます。海を隔てて遙か向こうへ伸びているのは能登半島の東岸です。七尾、輪島方面能登半島にも久しくでかけていませんが、能登空港へアプローチする飛行機からは、もしかしてこのすばらしい立山連峰の景色がよく見えるのかしら。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125254.jpg あちらは能登半島

 今度は海岸へ下りてみようと坂を下りはじめたところ、なにやら汽笛の音が。ハテなんだろうと思って前方を見ると、遠く雨晴駅のホームから動き始めるものが見えるではないか。あれれ、列車が通る時間なの?聞いてないよそんなこと。しかし僕が知っているか聞いているかなんてことにはおかまいなく、列車は近づいてきます。雨晴15:43の高岡行き540Dです。さっき僕が乗ってきたのが氷見で折り返してきたのですね。写真撮らなくちゃ!と慌てて道を駆け戻ってはみたものの、列車自体はずいぶん暗くなってしまいました。うーーん、残念。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125300.jpg 松の木が似合うねえ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125305.jpg ▲思いもよらず列車がやってきて大慌て。撮り鉄さんにも絶景ポイントなんですね。