毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

晩秋初冬すてきなニッポン(その35;雨晴駅)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125233.jpg雨晴駅を氷見方面へ出て行く541D。

 2008年11月26日、雨晴駅

 高岡駅を出発した541Dは、越中中川、能町、伏木と停車していきます。伏木駅小矢部川を六渡寺、中伏木へ渡る「如意の渡し」の出ているところ。ホームに「如意の渡し」の運航状況が掲示されていると聞いていましたが、短い停車時間内にそれを見つけることはできませんでした。まあ天気がよいのできっと運航されていることでしょう。

 伏木を出ると左に大きくカーブして海沿いとなり、次の越中国分からは五能線とどっちがと思わせるほどの波打ち際ぎりぎりのような海べりを走ります。すばらしい天気です!どこまでも青い空と青い海が眼前に広がりました!車窓の後方に目を移すと、そこには雪をかぶった立山連峰がくっきりと見えているではありませんか!

 この瞬間に、僕は氷見まで行かずに次の雨晴で下車することに決めました。氷見まで行って戻ってくるとたぶん日がだいぶ傾いてしまう。もしかするともう暗くなり始めるかもしれない。それよりも、明るいうちに雨晴海岸からの立山連峰の眺めを存分に楽しみたい。そう思って、雨晴駅で降りました。

 高校生をたくさん乗せた541Dが雨晴駅を発っていきました。雨晴駅は2面2線で行き違いができるようになった駅。ホームのすぐ向こうは海で、ホームからもかなり海を見渡すことができます。高岡方を振り向けば、立山連峰も遠くに見えます。とても気持ちがよい駅です。駅舎は瓦屋根の木造で、簡易委託駅なので昼間は有人ですが、ぱっとみた感じの外観はプレハブ造りみたいにちょっと素っ気ない感じ。

 さて、地図もなければガイドブックもありませんが、駅前の道路を今来た方向へ歩いて行ってみましょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125228.jpg 天気が良くて影が濃い。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125240.jpg ▲瓦屋根だがちょっとプレハブっぽいのっぺりとした雨晴駅の駅舎。