毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

晩秋初冬すてきなニッポン(その30;琵琶湖だーー)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125011.jpg ▲「雷鳥17号」の車窓に広がった琵琶湖。空も湖も爽快な青です!

 2008年11月26日、湖西線をゆく。

 京都駅を発車した国鉄色485系の「雷鳥17号」は、山科駅を通過すると東海道本線から分かれて長いトンネルに入ります。僕は9号車から自分の指定席がある4号車まで後ろへ後ろへとえっちらおっちら進みます。観光グループなどで指定席車はそこそこ埋まっていますが、自由席車はかなり空いています。4号車まで行くのがめんどうなのでもうこの際自由席に座っちゃえとも思いましたが、せっかく確保した指定席なんだしと思い直し、なんとか4号車にたどり着きました。

 さて、自分の席に着きました。進行方向左側の窓際で琵琶湖とは反対側ですが、通路をはさんだ琵琶湖側の席は空いたままなので問題ナシです。車内は半分にちょっと満たないぐらいの乗車率でしょうか。平日の真っ昼間ですからこんなものなのでしょう。

 進行方向右側には、快晴の空の下、琵琶湖の湖面がちらりちらりと少しずつ見えてきました。最初のうちは琵琶湖に大接近!という感じではなく、湖畔沿いに広がる街並み越しに少々遠目に眺めるという感じでしたが、北上するにつれて線路と琵琶湖がかなり近づく地点も増えてきます。雲一つない青空の下に広がる琵琶湖はなかなか美しい~~♪ 対岸の山並みまで見通せてまことに気持ちのよい風景です。車窓左手は比叡山から始まる山々が続き、まだ残る紅葉を青空に映してこちらも良い景色です。車内に射し込む日差しも暖かく、晩秋初冬の近江路がやわらかく車窓を流れます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818124959.jpg 畑、家々、そして琵琶湖。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125016.jpg 紅葉残るは比叡の山々か。

 湖西線からは意外に長い間琵琶湖が見えています。しかし、琵琶湖に寄り添うのも近江高島あたりまで。「雷鳥17号」の京都を出て最初の停車駅は近江今津近江今津でまた琵琶湖に近づきますが、それもわずかの間で、近江中条を過ぎるともう琵琶湖にはお別れです。でも、天気に恵まれて美しい琵琶湖が(しかも「雷鳥」の車中から)眺められて、よかったよかった(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125003.jpg 離れてはまた近づく琵琶湖。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818125020.jpg ▲空いた車内にはのどかで暖かい日差しが差し込み、車窓の向こうを琵琶湖が流れます。