晩秋初冬すてきなニッポン(その29;京都駅にて)
▲初冬の日差し暖かい京都駅0番線に入ってきた特急「雷鳥17号」。
2008年11月26日、京都で乗り換え。
京都駅で「のぞみ113号」を見送った僕は在来線ホームへと移動します。お昼にかかるので駅弁を買うべきかどうか悩みます。以前京都で新幹線から「彗星・あかつき」へ乗り換えたとき、何の気なしに乗換改札口を抜けて在来線側へ行き、さて駅弁をと思ったときには駅弁を扱う売店は全然なかったという経験があるので、今回は新幹線コンコースにいる間に買っておくべきではないかと思ったのですが、お昼だし、さすがに在来線側でも駅弁は買えるだろう、と思ってしまったのが甘かった。
京都駅、ホント立派になった。
駅弁、やっぱりないじゃん……(T_T)。ほぼ特急専用に使われている0番線ホームに下りてうろうろしてみましたが、どこにも駅弁なんか売ってないよ……。あっ、ふと見ると0番線脇の側線に貨物列車が入ってきた!EF66が牽いているではないか。あわてて写真を撮ってみたけれどうまく撮れなかった……「吹」のプレートが入った吹田所属のEF66-31号機でした。でも関西で昼間にEF66を見かけたというのは僕にとってはかなり新鮮だったです。
突然登場、EF66牽引のカモレ。
などとやっているうちに、自分が乗る予定の列車が0番線に入ってきてしまいました。京都11:40発の4017M特急「雷鳥17号」金沢行きです。国鉄色のままの485系が近づいてきます。国鉄色の485系が9両編成という長い編成で定期で走っているのは全国でももはやここだけ。しかし、昨年(2008年)にJR西日本が485系「雷鳥」の2011年頃までの新型車への完全置き換えを発表。それ以来ずっと乗りたいと思っていたのですが、今回いよいよ乗る機会がめぐってきたのです。
「雷鳥17号」は京都駅0番線の停止位置にぴたりと停まります。先頭は9号車。国鉄色485系、いい顔してますね~。この日はA5編成でしたので、9号車は非貫通タイプのクハ489-702です。おっと、見とれている場合ではありません。早く乗り込まなければ置いていかれる。あわてて9号車のドアから車内に滑り込むとすぐにドアは閉まって、京都駅の発車であります。