厳冬の中国最北端をゆく(その2;出発!)
▲寒くて暗くてカメラもぶれるハルビン駅、午後9時20分。
2007年1月5日(金)、ハルビン駅、夜9時20分。
しんしんと冷え込んできました、夜のハルビン。マイナス10℃は当然下回っているでしょう。もしかするともうマイナス20℃近くまで下がっているかもしれません。おまけに、ハルビン駅周辺は街灯も少なく、全体にどうにも暗い感じ。駅舎の写真を撮ろうとしますが、暗いのと寒くて手がかじかむのとでうまく写真が撮れません(と言い訳してみたりして)。
伊藤博文暗殺現場もここ。
ここでまたYahoo!Japanさんから地図を拝借しましょう。前々回掲載した地図の黒龍江省部分を拡大したものです。
ピンクの点線が中国とロシアの国境線、細いグレーの実線が鉄道線です。
いちばん下の距離スケールのすぐ左に「哈爾浜」と書いてあるのが「ハルビン」のことです。そこから鉄道線をたどって斜め左上に上がっていくと「斉斉哈爾」と書いてあるのが「チチハル」、チチハルから北へ北へと鉄道線を上がっていって最後に左にカーブを描いて進んだその線の端が中国最北端の駅「漠河県駅」があるところ。今回はこのルートを列車でたどります。ハルビンから漠河県までの鉄道営業キロ数は1194kmです。
さらにそこから真北に上がって国境線のところの目印マークがついているところ(青字で「シルカ川」と書いてあるすぐ右)が中国最北端の村であります。
ピンクの点線が中国とロシアの国境線、細いグレーの実線が鉄道線です。
いちばん下の距離スケールのすぐ左に「哈爾浜」と書いてあるのが「ハルビン」のことです。そこから鉄道線をたどって斜め左上に上がっていくと「斉斉哈爾」と書いてあるのが「チチハル」、チチハルから北へ北へと鉄道線を上がっていって最後に左にカーブを描いて進んだその線の端が中国最北端の駅「漠河県駅」があるところ。今回はこのルートを列車でたどります。ハルビンから漠河県までの鉄道営業キロ数は1194kmです。
さらにそこから真北に上がって国境線のところの目印マークがついているところ(青字で「シルカ川」と書いてあるすぐ右)が中国最北端の村であります。
これから乗る列車はハルビン東駅始発の漠河県行きN41次列車です。始発はハルビンの一つ手前のハルビン東ですが、そこからはだいたいカラで来て、ほとんどの乗客はハルビン駅から乗り込みます。
N41次列車のハルビン駅到着は21:34、発車は21:54です。列車が到着してから改札が始まり、大勢の乗客たちがわさわさと一斉にホームを目指します。いつもながらの中国の駅の光景です。
N41次列車のハルビン駅到着は21:34、発車は21:54です。列車が到着してから改札が始まり、大勢の乗客たちがわさわさと一斉にホームを目指します。いつもながらの中国の駅の光景です。
ホームに下りたらまず機関車チェック。寒くてたまらんけれども機関車チェック。
おおお~、この日N41次列車を牽引するのは、中国東北地方ではすっかりおなじみ、「東風4D型」ディーゼル機関車です。この日はクリーム色にエンジの帯の東風4D型DF4D-0369号機。渋い。かっこいい。よし、しっかりカメラに収めておこう!と思うのですが、ホームの明かりはまことに薄暗く、おまけに寒すぎてじっくり撮ってはいられない。2度ほどシャッターを押してさっさと車内に逃げ込みました。
▲N41次列車牽引の任を務める「東風4D型」ディーゼル機関車DF4D-0369号機。