晩秋初冬すてきなニッポン(その4;「こだま」に乗る)
正直言って、僕には0系新幹線には特別な感情はありません。開通時は僕はまだ生まれていなかったし、青森に住んでいたので、たぶん青いラインの東海道新幹線に初めて乗ったのは高校の修学旅行のときの京都から東京までだと思うけれど、それが0系だったか何系だったか全然印象にないし、東北新幹線の200系に乗っては、0系というのはこの緑色のラインを青色にしたものなのだなと思っていたに過ぎません。
そうは言っても、日本の最高の鉄道技術を結集して生まれ世界を感嘆せしめた0系新幹線が完全に姿を消すとなればそれはさみしいです。記念にこの目に焼き付けておかねばなりません。時刻表を調べると、福山始発新大阪行きの「こだま620号」が0系で運転されるようです。岡山発は06:35、うん、ちょうどいいではないか。………と思っていたのですが、「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」の分割と発車をのんびりと見ていたら、とっくに「こだま620号」は走り去ってしまってました。がくっ_| ̄|○。
そうは言っても、日本の最高の鉄道技術を結集して生まれ世界を感嘆せしめた0系新幹線が完全に姿を消すとなればそれはさみしいです。記念にこの目に焼き付けておかねばなりません。時刻表を調べると、福山始発新大阪行きの「こだま620号」が0系で運転されるようです。岡山発は06:35、うん、ちょうどいいではないか。………と思っていたのですが、「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」の分割と発車をのんびりと見ていたら、とっくに「こだま620号」は走り去ってしまってました。がくっ_| ̄|○。
それでは次ということで、岡山07:23発の「こだま629号」に乗ることにしましょう。新大阪発博多行きのこの「こだま」が0系で運転されます。
岡山駅構内の待合室でひと休みしたあと再び新幹線ホームに上がります。三連休のまっさいちゅうなので、朝早くからけっこう混雑していますが、完全引退一週間前にしては0系新幹線のためだけに集まっている人々はそう多くはないように見受けられます。
▲まだ朝になりきれていな岡山駅に、「のぞみ72号」と同時に停まった「こだま629号」。
広島方から「のぞみ72号」が到着するのと同時に、姫路方からゆっくりと「こだま629号」が入ってきました。しばらく前までJR西日本カラーで走っていた0系新幹線が、登場当時の白と青のオリジナルカラーに戻って、丸くかわいい顔をして、岡山駅に到着です。うん、確かにこうして見ると、これぞニッポンの新幹線!という気がしてきます。
「こだま629号」の岡山の停車時間はわずか1分。ゆっくり写真を撮っている暇はありません。とにかく乗り込みます。思い切って、1両しかない指定席車に乗ります。4号車です。岡山発車です。0系新幹線、出発!
4号車は指定席者。
▲この差し込み式の号車札もなつかしい。東北新幹線開業当時もこれでしたよね。