毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「日本海」でいったりきたり(その1;出発)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122515.jpg ▲いつもながらのCZ627便で出発です。

 2006年11月18日(土)、瀋陽から東京へ。

 11月も下旬にさしかかり、日本もだんだんと晩秋から初冬へと装いを変えつつあることと思います。それに合わせてというわけでもないですが、今日からは、2年前のちょうど今頃、2006年11月18日からスタートした旅のレポートをお届けしようと思います。

 というわけで、2006年11月18日の朝、瀋陽空港。いつものように、成田行き中国南方航空CZ627便でスタートします。機材はこれまたいつもと同じのA320。2年前のことなので定かには思い出せませんが、写真を見返してみると、この日の朝はずいぶん冷え込んだのかガスが立ちこめ、前日雨か雪が降ったのかもしれません。思わしくない天候の中での出発となりました。

 成田行きCZ627便は定刻08:30に瀋陽を出発。最初は南東へ向けて飛行し、丹東市、鴨緑江の上空で進路を東に変えつつ北朝鮮上空へと入っていきますが、厚い雲に覆われて、地上の景色を楽しむことはまったくできませんでした。
 そこで機内食(^^)。同じ日本便でも名古屋、大阪、福岡便では紙箱とかプラスチックのパックで出てきますが、成田便だけはちゃんとトレーに載って出てきます。中身は何に入って出てきてもたいして違わないのですが、トレーに載ってくるとちょっとましに見えます(^_^ゝ。しかも成田便はだいたいチキンかフィッシュ、またはチキンかビーフのチョイスもできます。しかし、最近も成田便に乗りましたが、こうして2年前の写真を見返してみると、今のほうが少し機内食がしょぼくなったような気がします。バター(マーガリン?)は付かなくなったし、写真左下の前菜みたいなのも最近はないような気がする。燃料費高騰が続いていて、航空会社も削れるところは削ろうとしているということでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122519.jpg CZ627便の機内食

 成田便の場合、名古屋あたりから太平洋上に抜けて、静岡県沿岸を左に見ながら洋上飛行になります。この日は日本上空は晴れていて、地上の景色が楽しめましたが、僕はこの日はF席、右の窓際に座っていたので、太平洋に出てしまうと海しか見えません。
 やがて、伊豆諸島上空にさしかかり、右側の窓からも島影が見えるようになってきました。かなりはっきりと見えます。それが下の写真です。手前が利島、小さな鵜渡根島をはさんで向こうの縦に長いのは新島です。左側の窓からはきっと伊豆大島が見えていることでしょう。
 実は、この写真には、どこかの航空会社のプロペラ機が写っているんです。この写真では判別できないかもしれませんが、新島の突端・根浮岬のちょっと右のあたりにぽちっと機影があるんです。プロペラ機である上に羽田へ向けてディセントしているでしょうから高度はかなり低く、どこの飛行機かまではわかりませんでした。このあたりを飛ぶ定期航路ならANA系列でしょうが、もしかしたら海上保安庁かもしれません。飛行機の上から、飛んでいる別の飛行機が見えると、なんだかワクワクしませんか?(^^)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122524.jpg ▲上空から見えた利島と新島。新島の突端付近に別の機影が見えます。

 CZ627便の成田到着予定時刻は12:25ですが、だいたいいつも早く着きます。この日もかなり早めのファイナル・アプローチ。館山から房総半島の東側に回り込んで北上し、銚子・犬吠埼の手前で左へ旋回し、九十九里浜の美しい海岸線を直角に横切る形で内陸へ入ります。この日は11:46には海岸線を横切ったので、この日もやっぱり早めの到着です。この季節は北風が強いでしょうから、おそらくビーナスサウルアライバルという進入コースに乗って南からまっすぐRWY34Rに下りていったものと思われます。成田空港からは12:40発のリムジンバスに乗れればと思っていましたが、早着してくれるので間に合いそうです。よかった(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122527.jpg 美しい九十九里浜の海岸線。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122533.jpg ▲田んぼと背の低い民家と青々した緑豊かな地上の景色が見えると日本に帰ってきたなと思います。