毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2008年夏、はやぶさ、薩摩三昧(その56;「富士」到着)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122251.jpg ▲ゆっくりと門司駅に入ってきた大分からの特急「富士」。

 2008年7月14日、門司駅に「富士」到着。

 さて門司駅、「はやぶさ」が行ってしまうと、続いてお向かいの5番線には18:58に大分からの2レ寝台特急「富士」が到着します。「富士」も先頭で牽引するのはED76、そしてその後ろにはやはり6両の寝台客車が連なっています。たった6両ですから、長いホームのもっと真ん中あたりに停まればいいものを、ゆっくりと入ってきた「富士」は、ホームのずいぶんと後ろ寄り(小倉寄り)に停まります。「富士」が大分を発車したのは16:43。「はやぶさ」よりも一時間弱遅めの出発です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122255.jpg 停車位置にぴたりと停止。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122312.jpg 大分を発ったのは16:43。

 「富士」の停車時間は17分ですが、こちらもじっとばかりしているわけではありません。停車してドアが開くと、すぐに大分から牽引してきたED76-69が切り離されます。現在唯一円形ではないヘッドマークを掲げる九州部分の「富士」ですが、よく見るとヘッドマークの塗装の一部が剥げてサビが浮いていて痛々しい感じ。来春廃止が見込まれるからと言ってメンテもせずにほったらかしにしないでよ~~(その後、新しいヘッドマークに付け替えられたそうですが。)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122259.jpg ▲剥げが目立つヘッドマーク。せっかく細かく描いているのだからたいせつにしましょう。

 機関車が門司港方に去ってしまうと、1号車から6号車までの客車が取り残されました。先頭6号車の顔が出て、「富士」のヘッドマークが現れます。機関車のほうに付いているヘッドマークは頂上付近に雪をかぶり、その雪の起伏に沿っての山裾へののび方も細かく描かれていますが、客車のほうのヘッドマークは極めてシンプル。外国から国賓が訪日したときに開かれる宮中晩餐会ではデザートに富士山型のアイスクリームが振る舞われるそうですが、そのアイスクリームってこんな形かもと思わせるほどにシンプルです(^_^ゝ。ところでここで置き去りになってる6両、どうすればいいんですか?ちょっと、お客さんが残ってますよ。まさか門司で運転打ち切りですかっ?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122303.jpg 1~6号車放置プレイです(-_-)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122307.jpg ▲客車側のヘッドマークはあくまでシンプル。それでも富士山とわかるところは偉大。