毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2008年夏、はやぶさ、薩摩三昧(その55;行っちゃった……)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122226.jpg ▲「はやぶさ」客車側のヘッドマークブルトレヘッドマークは今は稀少です。

 2008年7月14日、「はやぶさ」、去る。

 18:46に門司駅に到着した「はやぶさ」は、ここで19:15の発車時間まで29分もの停車時間があります。特急のくせに29分もと思われるかもしれませんが、なにも29分間ずっとホームでじっとしているわけではありません。「はやぶさ」は門司駅で「機関車付け替え」「転線」「併結」となかなか忙しいのです(^^)。

 門司駅の6番線に到着した「はやぶさ」がまずするのは、熊本から牽引してきてくれた機関車の切り離し。作業員さんが手早く連結器を開放して、機関車だけが門司港方へ去っていきます。ホームに残されるのはブルーの客車6両のみ。機関車が去ったあとには先頭12号車のヘッドマークが顔を見せます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122216.jpg 単機で去りゆくED76-66。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122220.jpg 客車だけになった「はやぶさ」。

 次は、門司港方に待機していた交直流両用電気機関車EF81が6番線へ徐々に近づいてきて、「はやぶさ」の先頭に連結されます。関門トンネルを抜けるためにはEF81の力が必要です。この日の担当は大分車両センター所属のEF81-410。EF81ならではのローズピンクがかっこいいです。青森駅でも特急「日本海」や「あけぼの」を牽いてくるEF81を見ることはできますが、それはみんな片パンタなので、両パンタを揚げている姿は僕にとっては新鮮です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122231.jpg EF81-410がゆっくり接近。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122239.jpg 小倉方へ引き上げるED76。

 「はやぶさ」にEF81を連結している間に、さっき切り離されたED76が5番線の隣の側線を通って小倉方へ走っていきました。このあと翌朝の下り「はやぶさ」到着まで休憩に入るのでしょうか。
 一方上り「はやぶさ」のほうはEF81が連結されて出発準備OK。それではまだ発車時刻の19:15にはなっていませんが、お先に失礼します。こうして「はやぶさ」はゆっくりと門司駅6番線を離れ、門司港方へ去っていきました。……って、ちょっとちょっと、僕も「はやぶさ」の乗客なんですけど。ちょっと、おーーい。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122236.jpg EF81、連結完了!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122244.jpg ▲それではとばかりに走り去っていく「はやぶさ」。ちょっとちょっと、どこ行くの~~(T_T)。