毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2008年夏、はやぶさ、薩摩三昧(その51;「リレーつばめ」)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122040.jpg ▲熊本でまた食べちゃいました「太平燕(たいぴーえん)」。

 2008年7月14日、熊本到着。

 過去2回の「つばめ」乗車では、いずれも普通列車で八代からやってきての乗換だったので、「つばめ」と「つばめリレー」をつなぐのは今回が初めてです。12番線に「つばめ12号」が到着しドアが開くと、乗客は向かいの11番線で待機している12M特急「リレーつばめ12号」にぞろぞろと乗り移ります。新八代で下車または八代、肥薩線肥薩おれんじ鉄道方面へ乗り換える人はすごく少ないのではないでしょうか。

 乗り移り時間は3分しかないので、写真撮影をしている余裕はありません。「リレーつばめ」初乗車なのにじっくり眺める時間もありません。「リレーつばめ」にはたった一区間、熊本までしか乗らないので、鹿児島中央駅みどりの窓口で「つばめ」は指定席、「リレーつばめ」は自由席でお願いしたら、「リレーつばめ」を指定席にしても料金は変わりませんよと言われたので、僕も「つばめ」の指定座席とほぼ同じ席番に指定された「リレーつばめ」の指定席車に移動します。しかし自由席でも指定席でも料金は同じってどういうことやねん。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122023.jpg こちらの車内もシック。

 新八代を14:34に発車した「リレーつばめ12号」は、ゆっくりと新在連絡線を大きくカーブを描きながら下り、鹿児島本線の線路に合流してスピードを上げます。次の停車駅は熊本。787系のシックな車内を堪能する間もなく、わずか20分で熊本に到着してしまいました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122031.jpg 熊本駅を去りゆく787系

 走り去る「リレーつばめ12号」を見送ってしまうと、次の乗換列車まで一時間ほどぽっかり時間があきました。改札の外に出てみると、約2年後に迫ってきた九州新幹線全線開業に向けた駅舎改築工事のまっさいちゅうで、なにやら不便な感じ。しかし僕は熊本に来たならばどうしても食べなければならないものがあります。しかし市中の店へ繰り出している時間はありません。なんとか駅ビルの2階にそれがありそうな店を見つけ、手早く注文。「たいぴーえんください。」

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122037.jpg スープが濃くてはるさめ見えず。

 そうです、熊本で食べなければならないもの、それはなんといっても「太平燕(たいぴーえん)」であります。初めてこれを食べたとき僕がどれほど感動したかということはコチラの記事でご紹介済みですが、今回が生涯2回目の「たいぴーえん」となったわけです。「太平燕(たいぴーえん)」とは、中国伝来熊本発祥とされるスープはるさめのことで、タンメンの麺をはるさめに替えたようなイメージでしょうか。店によってスープや具がいろいろ違いますが、熊本駅ビル2階のこのお店のスープはかなり濃い系で、白濁しているので中のはるさめが見えません。具は野菜たっぷりでまさにタンメンのよう。玉子は揚げ玉子ですね。
 ずいぶん遅いランチになりましたが、ようやく念願のものが食べられてまずは満足。あとは売店でお弁当と飲み物を買い込んで、再びホームへと改札を入ります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818122027.jpg ▲特急「リレーつばめ」初乗車はたった20分でした。九州新幹線全線開業後は787系はどこへ行くのか。