毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2008年夏、はやぶさ、薩摩三昧(その41;指宿と言えば)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121639.jpg ▲やってきました指宿砂むし風呂。砂をかけたりならしたり、重労働だと思います。

 2008年7月13日、指宿よいとこ一度はおいで。

 指宿と言えば砂むし風呂。それはもうあまりに有名すぎて知らない方が恥ずかしいくらいですが、実際には見たことも体験したこともありません。宿の並びに「砂むし会館砂楽」があり、そこで体験できるというので、下駄を突っかけて行ってみます。

  フロントで料金を払って浴衣セットを借り受けます。脱衣場で下着も全部とってすっぱだかになってここの浴衣を着ます。どうもすうすうして無防備な状態が生じます。この無防備感覚十分の状態で建物の外に出て、海岸の砂浜へ下ります。潮の満ち引きの加減でうまくタイミングが合えば波打ち際に砂を掘って楽しめるそうですが、だいたいの時間は波打ち際からは少し上がった常設砂場を使用します。コンクリートでいくつかの区画に区切った砂場があり、ひとつの区画に12人ぐらいが横になれる感じでしょうか。砂掘り・砂かけスタッフがスコップ片手に横たわるスペースを確保してくれます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121625.jpg 砂むし会館砂楽入り口!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121630.jpg こちら常設の砂むし場。

 それではそのひとつに横になってみましょう。タオルをほっかむりのように頭にかけて砂の上に横になると、さっそく体の上にどさどさと砂がかけられます……あぢぢっぢぢぢぢぢっっ なんだこの熱さは。そんなに深く掘ってあるわけではないのに、びっくりするほどの熱さです。いやいや、感心している場合ではない。まじで熱いのだ。しかしスコップおばちゃんは容赦なく砂をかけてきます。うおーー、もう汗が噴き出してきた。僕って新陳代謝がいいんだなあ。だから感心してる場合じゃないんだってば。あぢぢぢぢ。これはまさにデトックス。じわわ~んと体内の不純物質が大量の汗とともににじみ出しているような気がするぞ(気がするだけなんですが)。砂に蒸される時間の目安は10分間とされていますが、砂から這い出るタイミングは自己責任でその人まかせ。汗がドボドボ出てくる感じがどうにも快感で、こうなりゃコンクラーベ、じゃなかった根比べだと10分を過ぎてもがんばってみたりなんかして。砂の中で手の下の砂を掻いてみると地表のすぐ下はかなりの熱さです。地熱パワーのすごさを感じます。そろそろ限界。20分がまんできたかどうか。砂だらけになって立ち上がると浴衣は汗でびじょびじょです。しかしなんとも爽快!こりゃ体重もかなり減ったかも。気に入りました、砂むしデトックス

 砂だらけのまま建物の中にもどり、浴場入口で浴衣を脱いでシャワーを浴びて砂を流し、あとは併設の大浴場で汗を流してさっぱりします。いやー、さすが火山大国ニッポン、指宿温泉いいわぁ~(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121634.jpg 人間が大勢で砂に埋没は壮観。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121643.jpg ▲写真では砂の熱さ、地熱パワーをお届けできないのが残念!ホンット、熱いんです!