毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ある日の京成電鉄(京成金町駅)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200008.jpg金町駅の昔風な駅名標。次は柴又帝釈天。てやんでぃ、べらぼうめぇ、江戸っ子でぃ。

 「ある日の京成電鉄」シリーズ(笑)、昨日の高砂駅編に続きまして、今日は京成金町駅編でございます。

 京成金町駅は、高砂駅から分岐する金町線の終着駅。金町線は、高砂と金町との間にたったひと駅しかないとても短い支線です。間にあるのは柴又駅。フーテンの寅さんであまりにも有名な柴又帝釈天の最寄り駅で、ほんとは柴又駅のほうを紹介したほうがよいのかもしれませんが、今回はいろいろ立て込んでいて柴又駅で降りることができなかったので、それはまた次回ということにいたしましょう。

 金町線は全線乗り通しても所要時間はわずか5分。朝夕のラッシュ時には上野発着の列車が直通しており、通勤の便が図られています。
 高砂駅を出た電車は、本線から分かれて左へ左へとカーブを切り、住宅地の中を走って柴又駅へ到着します。柴又駅は2線2面で行き違いをすることができます。柴又駅を出ると線路は単線になり、景色は一変。右手には金町浄水場の広大な敷地が広がり、その外壁沿いに、殺風景とも言えるほどの景色の中の直線区間をかなりスピードを上げて走ります。そのスピードを緩めながら水戸街道を横切る踏切を越え、商店街と住宅街が入り交じったエリアに入ると、やがて行き止まりの終点金町駅に到着です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200003.jpg ホームの先は行き止まり。

 金町駅のホームは1面1線。ゆるくカーブしたホームの先には線路の終端を示す標識。ホーム長は4両ぶんしかなく、商店街のどまんなかに割り込むように作られた駅に、短い電車がなんとなく申し訳なさそうにゆっくりと入ってきます。ただでさえ下町情緒たっぷりなこの界隈でさらに下町ムードを色濃く漂わす京成金町駅。平日の昼間は20分間隔と電車の運行間隔が広がり、どうにものどかな雰囲気がなんともたまらないのです(^^)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818200012.jpg金町駅にゆっくりと入ってきたのは京成初のステンレス車両3500形の4両編成。