毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

見慣れない航空会社に初搭乗

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203546.jpg ▲ピンぼけでスミマセン。搭乗前のGS7646便(延吉空港にて)。

 9月19日、昨日20日と、遼寧省の北にある吉林省延辺朝鮮族自治州延吉というところへ行ってきました。延吉からの帰りに乗った飛行機が初めての航空会社だったので、ちょっとご紹介します。

 昨日乗ったのは延吉発瀋陽経由天津行きの「GS7646便」。

 「GS」?聞いたことない。どこの航空会社だ?

 よくわからないまま延吉空港で搭乗時間になりました。GS7646便の出発予定時刻は18:05。あたりにはもう夕闇が漂っていますが、エプロンに駐機してある飛行機に徒歩で向かいます。
 ターミナルの建物から外に出て、歩いていく方向に停まっている飛行機が見えたとたん「小さい!」。およ~、なんと小さい飛行機であることか。しかしそれでもジェット機ジェット機らしい。ボディの上側についた主翼ジェットエンジンが二発ついています。

 近づいて見ると、コックピットの窓の下あたりに「大新華快運Grand China Express」の文字が。

 そうです、この飛行機は「大新華快運航空」のフライトなのです。しかし全然聞いたことがない。しかし尾翼のシンボルマークは「海南航空」に似ているような……。機内は2×1のシート配置で、36人乗り。機体はいかにも中古といった感じの古びかたでしたが、僕は前から2列目だったせいかエンジン音も小さく、とても静かなフライトでした。
 延吉から瀋陽までの飛行距離は500km、飛行時間は約1時間で、瀋陽の到着予定時刻は19:10です。途中、ナッツ類の小袋と飲み物(ミネラルウオーターか熱いお茶のどちらか)が配られ、あとは明かりを落として、お休みモードでの飛行でした。客室乗務員は男性が1名のみ。彼が着ているものは大新華快運航空の制服ではなく、なぜか白いTシャツにジャージでした。乗客かと思った(^_^ゞ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203541.jpg 安全のしおりにはロゴも。

 あとで調べてみますと、大新華快運航空は、2007年3月31に、海南省の航空会社海南航空関空~北京線も週3便飛ばしている)の傘下に、中国初のコミューター路線専門の航空会社として天津を拠点に設立された航空会社だそうです。機材はドイツ・ドルニエ社のドルニエ 328 (Dornier 328) でした。もともとターボプロップ双発旅客機として開発されたようですが、その後主翼の設計をほとんど変更せずにエンジンだけを換装してジェット化したDo 328JETもあるとのことですので、今回搭乗したのはこのDo 328JETだったようです。日本でドルニエ社の機材を飛ばしているのはおそらく調布~大島・神津島・新島に就航している新中央航空だけだと思われますが、それは19人乗りのプロペラ機ですので、日本では見かけることのなかなかできないDo 328JETということでご紹介した次第です~~ヽ(^。^)丿。でも、名称に「快運」なんて文字が使われると、なんだかDHLとかFDXとかUPSとか貨物専用航空会社のような感じがして、なんだか自分が荷物になったようです~(^_^ゞ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203536.jpg ▲1時間のフライトを終えて瀋陽空港に到着したGS7646便。