毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2008年夏、はやぶさ、薩摩三昧(その31;おなじみ最南端)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121235.jpg ▲というわけで、JR日本最南端の駅・西大山に到着。

 2008年7月12日(土)、指宿枕崎線完乗。

 開聞岳の西麓をかすめるように抜けて、鹿児島中央行き普通列車8334DはJR日本最南端の駅・西大山に到着しました。北緯31度11分。ホームの薩摩川尻寄りの端には、鉄道雑誌などでよく見かける定番の最南端駅を示す木柱が屹立しています。いちばん上にいかにも書き足したように「JR」と書いてあるのは、きっとほんとにあとから書き足したのでしょうね。今は単に最南端駅というと沖縄ゆいレール赤嶺駅になるんでしたかね。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121231.jpg 定番のワンショット。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121240.jpg 西大山駅からの開聞岳

 西大山駅を出発すると、列車後方に開聞岳が広がります。最東端駅・東根室と同様、西大山駅は1面1線の小さな無人駅で、ホームから開聞岳のすばらしい眺望があるという意外はとりたてて特徴のある駅ではありません。それでも一度は降りたってみたくなるのが旅人というもの。しかしいかんせん列車の本数が少なすぎます。最近は肥薩線の100年超の木造駅舎が有名な嘉例川駅のように観光バスで駅を見に来る人も増えていると聞きます。しかし、駅を見るなら、駅のホームに立つのなら、やっぱり列車に乗ってきてほしいものです。西頴娃駅に折り返し設備があり、西頴娃止まりの列車も走っているのですから、山川止まりの列車のもう何本かを西頴娃まで延伸して、もっと西大山駅を売り込んだらいいのになあとも思います。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121247.jpg 最南端の有人駅・山川。

 開聞岳はすでに遠ざかり、16:43にJR日本最南端の「有人駅」山川駅に到着です。そして山川の次が8334Dの名目上の終点、指宿です。指宿と言えば全国的に有名な砂蒸し温泉のある大きな温泉場。一度も行ったことないなあ。でも今回はまずは素通り。8334Dは指宿駅に11分停車したのち、1356Dとなって鹿児島中央駅を目指します~。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121253.jpg 指宿到着。

 指宿からは車窓右手に錦江湾を眺めながら、残りの行程を快調に走ります。桜島をバックに車窓の景色もだんだんと都会になりはじめ、鹿児島中央の四つ手前の谷山駅からは路面電車も並走し始めます。そして指宿から1時間16分、枕崎からは2時間36分、18:17に終点鹿児島中央到着です。指宿枕崎線めでたく完乗~~ヽ(^。^)丿。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818121258.jpg ▲指宿に到着した8334Dは11分停車ののち、鹿児島中央行き1356Dに変身(指宿駅にて)。