2008年夏、はやぶさ、薩摩三昧(その28;鹿児島中央行き)
▲枕崎発鹿児島中央行き8334Dはキハ47の2両編成。
2008年7月12日(土)、キハ47。
さて、ホームで待ってくれている枕崎15:41の鹿児島中央行き普通列車8334D。炎天下だというのに、なかなかドアが開きません。冷房の冷気が逃げるのを避けるためでしょうか。利用客はホームにある狭い待合スペースの小さな屋根の下で日差しを避けるしかありません。
なかなかドアが開きませぬ。
この日の8334Dはキハ47-1078とキハ47-8124の二両編成。先頭のキハ47-8124の正面には「のんびりゆっくり号(GO)」というナノハナと桜島とおぼしきイラストが入ったヘッドマークがついています。線路の周辺には草が生い茂り、ホーム先端には「山川までMax65」という標識が掲示されていて、軌道基盤の弱いローカル線であることを感じさせます。
のんびりゆっくり号(GO)!
▲見るからに鄙びた線路。山川までMax65km/hなのもうなずけます。
ようやく前の方の車両のドアだけが開きました。前回も書いたとおり、この列車はダイヤ上は指宿行きですが、事実上鹿児島中央まで直通します。ドア脇のサボも「枕崎-鹿児島中央」になっています。
車内はパープルのモケットのセミクロスシート。一見、八戸線のキハ40の車内ではないかと錯覚してしまいそうな色合いです。学生さんなど常連客はドアの開いた前方車両にかたまり、後ろの車両にはあまり乗客がやってきません。カメラを持った「鉄」さんとおぼしき方々が前や後ろを行ったり来たりしています。後ろの車両の運転台越しに指宿枕崎線の線路の果てる場所を眺めると、最北の駅・稚内に降り立ったときとはまた違った最果て感が胸をよぎりました。
車内はパープルのモケットのセミクロスシート。一見、八戸線のキハ40の車内ではないかと錯覚してしまいそうな色合いです。学生さんなど常連客はドアの開いた前方車両にかたまり、後ろの車両にはあまり乗客がやってきません。カメラを持った「鉄」さんとおぼしき方々が前や後ろを行ったり来たりしています。後ろの車両の運転台越しに指宿枕崎線の線路の果てる場所を眺めると、最北の駅・稚内に降り立ったときとはまた違った最果て感が胸をよぎりました。
サボも鹿児島中央直通。
八戸線?みたいな車中。
▲後方車両の運転台越しに南の最果ての線路を眺めたりなんかして。