2008年夏、はやぶさ、薩摩三昧(その27;枕崎駅)
▲駅舎もなくなりどうにも味気なくなってしまった終着駅・枕崎。
2008年7月12日(土)、枕崎駅。
枕崎お魚センターで満腹にもなったし、おみやげも買い込めたし、またぶらぶらと夏の暑い日差しを浴びながら歩いて枕崎駅方面へ戻ります。
戻ってきたのは、加世田からのバスを降りた枕崎バスターミナル。それを取り囲むように大きなスーパーとドラッグストアが建っています。そのドラッグストアの脇に小さく枕崎駅の方向を示す標識がありました。それに沿ってドラッグストア裏の細い小路に入っていくと、ありました、JR指宿枕崎線の終点・枕崎駅が。今回の旅レポでやっと、ようやく、とうとう、鉄道の登場です!(^_^ゞ。
うーーん、これはちょっと寂しい!無人駅、1面1線だけの行き止まりホーム、しかもドラッグストアの裏、どれをとっても侘びしすぎます。かつては鹿児島交通(南薩鉄道)と駅舎を共有し、1984年の南薩鉄道廃止後も駅舎はそのまま使用され、僕も何かの雑誌でこの駅舎を見たことがありますが、木造のとても趣のある建物でした。しかし、駅敷地が大型スーパーに売却されたことに伴い、2006年5月に駅所在地が100m鹿児島寄りに移設され、これを機に駅舎は解体されてしまったのだそうで、それで今はこんなにも侘びしい駅になってしまいました。
JR指宿枕崎線の終着駅。
▲発車を待っているのは15:41発鹿児島中央行き8334D。
さて、ホームで待ってくれているのは、枕崎15:41の鹿児島中央行き普通列車8334D。時刻表の上では8334Dは列車番号からもわかるとおり毎日運転ではありますが季節列車の指宿行きで、指宿からの定期列車の1356Dとは分割されています。しかし枕崎駅の時刻表では行き先は最初から鹿児島中央行きになっていて、直通列車の扱いです。乗換なしで鹿児島中央まで行けるからうれしいです。
枕崎駅から出発する列車は一日わずか6本。指宿枕崎線の山川以西は超ローカル線。枕崎からは鹿児島空港行きの空港連絡バスもあるなど交通手段の中心はやはりバスです。しかし発車時間が近づいてくるとそれでもぼちぼちと利用客が集まってきます。
枕崎発の列車は一日たった6本。
▲ホームの先はドラッグストアの裏で線路が途切れ、この先どこへも行けないことがはっきりと。