毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

2008年夏、はやぶさ、薩摩三昧(その19;えびす丸)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818120747.jpg ▲「笠沙恵比寿」が保有する岬めぐりや海釣り体験に活躍する「えびす丸」。

 2008年7月11日、岬めぐりクルーズ。

 自分の部屋に戻って食後の一休みをしたあとは、岬めぐりクルーズへ出かけます。船は出るかなーと聞きに行ったら、一人でも二人でも船はすぐに出せますとのこと。うれしい対応であります。

 「笠沙恵比寿」の海の博物館が並ぶ中庭を横切って漁港の側に出ると、広くて気持ちのよい板張りのフィッシャーマンズデッキがあり、そこから細い橋でつながった浮き桟橋の通称「冒険桟橋」に行きます。そこに停泊しているのは、一見JR九州の高速船「ビートル号」を彷彿とさせるカラーリングの小さな釣り船、その名も「えびす丸」。これに乗って、野間岬めぐりのクルーズに出かけます!

 「笠沙恵比寿」の真っ黒に日焼けした壮健でかっちょいいお兄さんが足で器用に舵をとりながら船は進みます。このお兄さん、さっきまで「笠沙恵比寿」のフロントデスクにいた人ではないか。「笠沙恵比寿」のスタッフは地元で募集した人たち。フロントデスクもやれば観光案内もやれば船も出すしシーカヤックのインストラクターも、レストランのウエイターなんかもやってしまいます。「笠沙恵比寿」は地元の誇るすてきな施設なのだという思いがスタッフのみなさんの中にはあって、それで素朴であたたかいもてなしをしてくれているように思いました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818120733.jpg 「冒険桟橋」から出航!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818120737.jpg 操舵は足で器用に。

 「えびす丸」はエンジン音を轟かせ、水しぶきを上げながら漁港を出ます。漁港の入口のあたりに魚の養殖場があります。養殖槽の囲いが円形です。囲いが円い養殖場なんて初めて見ました。鹿児島名物カツオの養殖場なのだそうです。カツオは回遊魚なので、止まらずに泳ぎ続けられるように円形をしているのだそうです。ナットク~~。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818120740.jpg 回遊魚カツオの養殖場

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818120743.jpg ▲波しぶきをあげながら、「えびす丸」快調に滑ります!