毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

A列車で行こう!(その5;A列車に乗ろう!)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203439.jpg ▲いよいよA列車に乗ります!

 いよいよ改札が始まってホームへ出ると、いますいます、3番線に緑色の車体が停まっています。1番線から地下道を通って2・3番線ホームへ上がります。「L」列車よりもさらに臨時度の高い「A」列車なので、編成も短く、車両もかなりのお古が使われています。見たところ、編成は「硬座(普通座席車)」のみの8両編成、車両は最もポピュラーなYZ22型です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203434.jpg 綏中駅の駅名標

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203429.jpg ▲A185次列車のサボ。「臨客」が臨時列車のことで、瀋陽-綏中というサボはけっこうレアかも。

 さて、これを牽引するのは、このブログではすっかりおなじみ(笑)、「東風4D」型ディーゼル機関車のDF4D-0099号機です。クリーム色にエンジ色の帯がなかなかかっこいい。3×3の6軸の車輪で運転最高速度は145km/hといわれますから、たった客車8両の臨時列車を牽くのではちょっと力を持て余しそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203449.jpg 出発準備完了!

 臨時列車でしかも運行距離が短いということもあり、乗客はそれほど多くないようです。我々17人の一行はいちばん前の車両、2号車に乗りますが、混み合っているのは我々がかたまっているところだけで、それ以外は一ボックスに一人か二人ずつという感じでかなり余裕があります。硬座もこれぐらい空いているとなかなか快適です。窓も開くし。

 優等列車を2番線で追い抜かせて、定刻16:51から少々遅れて、こちらのA185次列車瀋陽行きがゆっくりと綏中駅を発車しました。終点瀋陽まで361km、所要5時間45分のA列車の旅のスタートです。来るときの瀋陽北から綏中北までの中国版新幹線の切符は101元(=約1515円)でしたが、帰りのこのA185次列車の硬座は綏中から瀋陽まで27元(=約405円)です。その差約4倍。昔ながらの緑色の庶民列車に乗って、瀋陽までのんびり汽車旅を楽しむことにしましょうヽ(^。^)丿。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203444.jpg ▲この日のA185次列車を牽くのは「東風4D」型DF4D-0099号機。