A列車で行こう!(その4;綏中駅)
▲誰ですかっ!トラクターで駅に乗り付けてるのはっ!(綏中駅前にて)。
2008年8月24日、綏中駅。
世界遺産の九門口長城を参観していると、やがて時計は14:45を回りました。これから大急ぎで綏中の駅へ戻ります。戻る先は、来るときに降りた綏中北駅ではなく、昔からある町の中心部の綏中駅です。九門口長城からは50km弱といったところでしょうか。
もともと綏中を16:13に発車する列車を予定していたのですが、それでは九門口長城にほとんどいられなくなってしまうので、急遽16:51発の列車に変更しました。そのような列車は事前に調べた時刻表には載っていませんでしたが、こちらに来てから聞いたら16:51発のが一本あるというのです。それはいったいどんな列車なのでしょう。
九門口長城からとばしにとばして、16:15頃、綏中駅に到着しました。このブログに綏中駅が登場するのは初めてのはず(笑)。
駅舎は、中国の小さな地方都市にはよくあるタイプのこぢんまりとした感じ。駅前はだだっ広い広場になっていますが車は入ってこられないようになっているらしく、妙にがらーんとしています。駅舎を出てすぐの車寄せにはトラクターがいたりなんかして、農村気分を高めてくれます(^^)。駅前通りには露天商がずらりと並び、果物や飲み物、茶玉子(お茶で玉子を煮込んでゆで卵にしたもの)を売っているのがなんだかカラフルです。
九門口長城からとばしにとばして、16:15頃、綏中駅に到着しました。このブログに綏中駅が登場するのは初めてのはず(笑)。
駅舎は、中国の小さな地方都市にはよくあるタイプのこぢんまりとした感じ。駅前はだだっ広い広場になっていますが車は入ってこられないようになっているらしく、妙にがらーんとしています。駅舎を出てすぐの車寄せにはトラクターがいたりなんかして、農村気分を高めてくれます(^^)。駅前通りには露天商がずらりと並び、果物や飲み物、茶玉子(お茶で玉子を煮込んでゆで卵にしたもの)を売っているのがなんだかカラフルです。
田舎の小駅・綏中駅。
綏中駅舎内待合室。
オリンピック期間中で必要以上に厳しくなっているセキュリティチェックを抜けて駅舎の中に入ると、待合室もそれほど広くはなく、みんな思い思いに次の列車を待っています。我々が乗るのは綏中始発の16:51発瀋陽駅行きA185次列車。綏中が始発の列車があるなって思ってもみませんでしたが、列車番号に「A」が付いているのを見てナットク。「A」列車は臨時列車なのです。
普通、臨時列車には「L」が付きます。「臨時 linshi」の「L」です。その「L」列車よりももっと臨時にダイヤが設定されるのが「A」列車。「按需臨時 anxu linshi」の頭文字です。日本の季節列車と臨時列車の違いとでも言いましょうか。あとで調べたら、このA185次列車は「暑運」、つまり夏休み向けのレジャーや学生の帰省・Uターン用に設定された臨時列車だということがわかりました。綏中の近くには遼寧省北部には数少ない海水浴場があるので、綏中を始発終着とする臨時列車が設定されるのでしょう。
▲駅前にずらりと並ぶ露天の売店。果物や飲み物などよりどりみどり。茶タマゴは必須アイテム。