毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

A列車で行こう!(その2;「農家菜」)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203358.jpg ▲とれたてゆでたてのトウモロコシが山盛り~(^^)。

 2008年8月24日、日曜日の農家にて。

 今回は17人ほどのグループで行ったので、下車した綏中北駅からは、現地で借り上げたバスに乗って行動することになります。貸切バスとは言っても、普段はこの田舎で路線バスをやっているのでかなりガタのきたおんぼろ車両です(^^ゞ。

 まずはうちのスタッフの親戚宅へ向かいます。国道25号線を河北省方面、西へ向かって走ります。25kmほど走ったところで国道を南へ左折。道路標識では「網戸」という集落へ向かう方向です。あみど?「あみど」っていう集落があるんですか。おもろーい(^^)。
 道はいきなり狭くなり、しばらく行って脇道にそれると砂利道に。ところどころ農家があるほかは周りは全部トウモロコシなどの畑です。うーん、いい感じ!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203406.jpg 田舎の農家にしては立派!

 やってきた農家はなかなか立派なお宅で、中もかなり広いです。寝室兼居間になっている部屋に一つと、台所と各部屋との間にある広い廊下のようなところに一つ、折りたたみ式のテーブルを置き、ありったけの腰掛けをその周りに置いて我々を迎え入れてくれました。台所では、おばさんたちが我々のために「農家菜(のんじぁーつぁい;農家料理のこと)」を一所懸命作ってくれています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203350.jpg こんな感じに料理が次々と。

 最初に洗面器にどがーーんと山盛りで出てきたのは、隣の畑で朝収穫したばかりの茹でトウモロコシ。実が真っ黄色でよく締まっていて、とてもおいしそうです!それから庭でとれたキュウリにネギ、トマト。キュウリとネギは「乾豆腐片」という固い湯葉のようなものに包んで自家製のごまだれを付けて食べます。トマトには昔ながらに砂糖がかかっています。それから、地鶏(そのへんの道ばたでさっきまで走ってたやつ)とシイタケを煮込んだもの、地ブタとジャガイモときしめんみたいなはるさめの煮込み、そしてそのへんで採れたスイカ。どれもたくさんありすぎてとても食べきれませんが、素材の味をそのまま味わう感じでどれもこれもおいしいです!(^^)その農家の主人であるおじさんはしきりに「なにしろこんな田舎なもんで、ちゃんともてなすことができんですまんのう~」としきりに恐縮していましたが、とーーんでもない。中国の田舎の農家体験、みんな大感激でしたヨ(^^)/。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203402.jpg ▲テーブルいっぱいに並べられた「農家菜」。たっぷり食べて、余ったトウモロコシはお持ち帰り。