毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

A列車で行こう!(その1;またも中国版新幹線)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203341.jpg ▲綏中北駅に停車中の中国版新幹線CRH5型の併結部分。

 先週の日曜日、2008年8月24日は、職場の中国人スタッフが、遼寧省葫蘆島市綏中県の農村にいる親戚を訪ねに行くというので、くっついて遊びに行ってきました。遼寧省西部にある葫蘆島市のそのまたいちばん西にあって河北省に隣接するのが綏中県です(中国の行政区画では市の中に県があります。)。

 行きはこのブログでもすっかりおなじみになった(笑)中国版新幹線ことCRH「和諧号」で行きます。瀋陽北駅09:00発の北京行きD10次列車はこの日もCRH5型の8両×2編成の16両編成。でも車内は今まで乗ったことがあるタイプとはちょっと違う感じです。なんかシートが立派になった感じ。隣席との間に肘掛けもあるし、リクライニングもするし、シート下のペダルでシートを回転させることもでき、日本の新幹線と同じような感じです。前回乗ったのは第4編成でしたが、今回は第24編成ということで、車内もだいぶ改良されたのでしょう。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203325.jpg 車内は2×3列の新幹線タイプ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203330.jpg 3列席も回転して向き合わせ可。

 瀋陽北から下車駅の綏中北駅までは325km、これを1時間45分で走ります。途中の停車駅は2駅で、表定速度は185.7km/hです。今回の編成には車内にLED掲示板があり、その時々の走行速度が表示されていましたが、最速で244km/hが出ており、210km/h台はコンスタントに出ていたようです。綏中北駅に停まる「D字列車」はこの一本だけです。瀋陽北駅から西へ向かって発車し、1928年に起きた張作霖爆殺現場のオーバークロスを右に見ながらやがて皇姑屯駅を過ぎると高速鉄道専用線へ上がっていきます。あとは車窓の両側にトウモロコシ畑や稲田を眺めながら爆走です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203345.jpg 綏中北駅を発車していくD10次。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818203336.jpg ▲ちょっと華奢すぎる(というかショボすぎる)肘掛けもつきリクライニングもできるようになった。