毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

日本列島縦断夏の旅(その41;函館到着)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818120106.jpg ▲いつの間にか牽引機はED79になって、まもなく函館到着。ヘッドマークに朝日が射し込む。

 2006年8月27日(日)、北海道上陸。

 「サッポロ・クラシック」と小樽ワインの心地良い酔いにいつしか眠りこけ、目が覚めたときには「北斗星3号」はもう北海道に上陸していました。北海道も快晴のようで、抜けるような青空が広がっています。

 函館には40分ほど遅れて7時過ぎに到着しました。ここはちょっと記憶が定かではないのですが、先を急ぐ乗客のために、本来であれば「北斗星3号」の後発になる「スーパー北斗1号」を少々待たせて接続をとったような気がします。

 函館では機関車が付け変わります。青森から青函トンネルを抜けて牽引してきたのはED79-13。切り離し作業を見ていて気づいたのは、ヘッドマークが前後両方についているということ。進行方向が変わるときにいちいち付け替えなくてもよいという点では便利ですが、「北斗星」を牽くぐらいしか出番がないということでもあり、ちょっと寂しい気もします。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818120109.jpg青函トンネルを抜けて牽引してきたのはED79-13。前にもヘッドマーク(あたりまえか)。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818120114.jpg 後ろにもヘッドマーク

 先頭にはDD51重連で連結されたはずですが、僕の乗っている2号車は函館からは後ろから2両目になりますし、ダイヤも乱れていていつ発車になるかわからないので、先頭まで見に行っている余裕がありません。

 最後尾になった1号車のデッキに立って待っていると、やがて「北斗星3号」は静かに函館駅を発車しました。
 函館駅の昔ながらの特徴は、かつての連絡線桟橋に向かって美しいカーブを描く長いホーム。1号車の最後尾のから眺めると、その長いホームに沿ってゆっくりと函館駅が遠ざかっていきます。ホームを離れると右手には函館山をバックに、キハ183系などが並ぶ車両センターが見えてきます。青函連絡船時代には貨車やコンテナや入れ替え用のDE10なんかがごろごろしていたんだなあと思うと、やはり一抹の寂しさが漂っているのでありました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818120119.jpg しずしずと函館を発車。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818120122.jpg ▲遠ざかる函館駅。右奥には車両センターが。時々国鉄色キハ183系が留置されていることも。