毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

日本列島縦断夏の旅(その24;転線する「ワイドビューひだ」)

イメージ 3 ▲岐阜駅4番線に到着した名古屋からのキハ85系「ワイドビューひだ3号」。名古屋方は非貫通。

 2006年8月25日、岐阜もあぢぃ~~。

 大阪始発、京都08:31発の高山行きのJR東海キハ85系2023D特急「ワイドビューひだ23号」は、普通車指定席2両、普通車自由席1両の3両編成をほぼ満席にして京都を発車。「サンダーバード」や「雷鳥」に劣らずこちらの需要も旺盛のようです。おもしろいのは、指定席の乗客でも京都~岐阜間の停車駅である草津や米原で下車する人がちらほらといることです。大阪乗り入れの「しなの」や「きたぐに」と合わせて、京阪~米原間は在来線特急の隠れた活躍場所なのかも(^-^)。

イメージ 1 ▲午前10時の岐阜駅も照りつける太陽がぎらぎらであぢいです~(x_x)。

 さて、「ワイドビューひだ23号」は京都を出て1時間25分で岐阜に到着です。岐阜では10:11までなんと15分も停車します。名古屋から来る23D特急「ワイドビューひだ3号」を待ち受けるからなのですが、ここで思いもしなかったことが起こりました。

 反対方向から来る気動車どうしの併結なので、単純に名古屋から来る編成が大阪からの編成の前側に入ってきてそのまま連結!だと思っていたのですが、意外や意外、岐阜駅では「転線劇」が見られるのです!

 大阪からの「ワイドビューひだ23号」は09:56に岐阜駅の3番線に到着します。そしていったんドアを開け旅客取り扱いをしたあと再びドアを閉め、列車は大垣方に去って行ってしまいます。
 今度は10:02に名古屋方から「ワイドビューひだ3号」がやってきて、岐阜駅の4番線に到着します。ドアが開いて人の出入りが一段落すると、大垣方へ引き上げていた大阪編成が4番線へそろそろと近づいてきて、名古屋編成の後方へ連結され、再びドアが開いて、ミゴト7両編成の「ワイドビューひだ3/23号」のできあがりぃ~~♪

 しかし、どうして気動車どうしなのに転線するのでしょうね?岐阜駅の3・4番線は高山本線向けの線で、東海道本線の本線上ではないので、最初から3番線か4番線のどちらかに両方入ればいいと思うのですが、なんだかとても不思議です。

イメージ 2 ▲「ワイドビューひだ3号」の大垣方。こちらは貫通型で、ここに大阪編成が連結されます。