毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

日本列島縦断夏の旅(その13;長湯温泉)

 2006年8月23日(水)、大分竹田直入、長湯温泉。

 こうしてやってきたのは、日本一の炭酸泉が湧く長湯温泉。おっと、「日本一」って言っちゃいけないんだった。いろいろな観点から総合して、僕は長湯温泉がやはり日本一の炭酸泉の温泉郷だと思っていますが、去年だったか一昨年だったか、「長湯温泉に含まれる炭酸の量は日本一ではないのではないか」というなんとも無粋なコメントが外部からついて、「日本一」という看板を下ろさなければなりました。そんなコメントつけて誰が楽しいか!別に科学をしたくて温泉に来てるんじゃないやい!と僕などはこういうコメントをつけた人にちょっと頭に来たというか風流がなくて情けないというか、とにかくこの長湯温泉の炭酸泉はそれはそれはすばらしいのであります(その後、長湯温泉協会は2007年12月7日に「日本一の炭酸泉」であるという宣言を発出したそうですが。)。

 僕の長湯温泉での定宿は、芹川のほとりに建つ「丸長旅館」。全部で6部屋しかないこぢんまりとした宿ですが2008年で創業100年を迎えました。木戸を開けて玄関のポーチに入ると、木のこしかけや火鉢のような囲炉裏のような調度があってさっそく和みの空間です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818115522.jpg 丸長旅館の玄関をくぐると。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818115519.jpg 着いた瞬間から和ませてくれます。

 宿に荷物を置いていつもまず最初に行くのは市営公衆浴場「御前湯」。長湯温泉のある直入町(現在の竹田市)は全国でもめずらしく炭酸泉つながりでドイツのバートクロチンゲン市と姉妹都市提携をしているので、長湯温泉界隈にはドイツ風のものも見受けられますが、「御前湯」は洋館風の温泉館。
 とにかく長湯温泉のお湯はイイ。いつまでも浸かっていたくなる、文字通り長湯がしたくなる温泉です。真夏だというのにたっぷりお湯に浸かって、汗だらだらで出てきたならば、風呂上がりはもちろん地ビール。「くじゅう高原地ビールヴァイツェン」なるものがありましたので、さっそくいただきまーす。あ、ここにはドイツワイン味のソフトクリームもありまして、あすすめです!(^^)。
 「御前湯」の前には飲泉場があり、温泉を飲んで楽しむこともできます。入ってよし、飲んでよし。まだ日は長い。芹川のほとりを風呂上がりの散歩です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818115534.jpg 御前湯入口とその前にある飲泉場。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818115528.jpg ▲夏の風呂上がりと言えばコレコレ、地ビール。「くじゅう高原地ビール」を一気に飲むとまた汗だらけ。