毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

日本列島縦断夏の旅(その9;門司港の朝)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818115406.jpg関門橋の下をコンテナ船が行く。

 2006年8月23日(水)、門司港の朝。

 門司港の朝が明けました。この界隈には2005年のお正月に立ち寄ったことがあります(そのときのようすはコチラ)が、こんなに暑い季節に来るのは初めてであります。

 この日の朝はのんびりです。ホテルで朝食を食べ、チェックアウトを済ませて、門司港レトロエリアをもう一回りです。前夜の眺めとはまた違う、朝の関門海峡の景色もまたすばらしい。大きなコンテナをいくつも積んだコンテナ船がゆっくりと関門橋の下をくぐっていきます。また暑い一日になりそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818115402.jpg また暑い一日になりそう…

 門司港ホテルのほうから門司港駅へ向かう角に建っているのが旧大阪商船ビル。1917年(大正6年)の建築だとか。一見レンガのように見えるのはオレンジ色のタイル。天を衝くようにすっくと立つ八角形の塔屋が印象的です。当時は大陸航路の待合室として多くの旅人で賑わっていたのだそうです。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818115412.jpg 1917年建造の大阪商船ビル。

 さて、旧大阪商船を過ぎて、前夜「南国白くま」を買ったコンビニを過ぎるとすぐ門司港駅です。偉大なる終着駅、門司港。1914年(大正3年)建造の九州では最も古い木造の駅舎の門司港駅は、ネオ・ルネッサンス様式という左右対称の造りがとても印象的。車の入ってこない広い駅前広場から眺めるその堂々たる姿は、鉄道の駅舎であるということに大きな誇りを抱いているように見えます。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818115417.jpg ▲明るい時間帯に見る門司港駅もすばらしい。1914年建造は赤レンガの東京駅と同じ年ですね。