さよなら「出雲」・山陽山陰の旅(その13;「スーパーまつかぜ」)
2006年2月19日、江津駅。
三江線の列車を江津で降りると、乗り継ぐ列車まで少し時間があるので、駅の外に出てみました。江津の駅舎はなんの変哲もない小さい地方都市で見かける箱形の建物。駅前にも商店街のようなものは見あたらず、寂れた雰囲気が漂います。
しかし江津は僕にとってはなかなか魅力的なところ。三江線粕淵駅のあたりでも書きましたが、このあたり、かつての石見国は柿本人麻呂伝説の多い場所で、益田や粕淵などと並んで、柿本人麻呂の終焉の地としての謎は人を惹き付けて止みません。江津にも人丸神社など柿本人麻呂ゆかりの場所があるということなのでいつかぜひ訪れてみたいところです。
江津駅前に出てみました。
駅前をぶらついても持て余しそうだったので、駅舎脇の空き地で駅構内を眺めながらひと息ついていると、遠くに見える江の川にかかる鉄橋を渡ってくる列車が!おお、あれは江津10:03発の2011D特急「スーパーまつかぜ1号」益田行きではないか!あとから知ったところでは、鳥取地方の濃霧のため遅れながらの運行だったようです。久しぶりに見ました、イエローが鮮やかな新型気動車キハ187系。切妻形の直角顔はちょっと特急にしては物足りない気もしますが、なかなかスマートな感じもします。
さて、こちらは駅に戻って、江津10:25発の3452D快速「アクアライナー」米子行きに乗り込みます。車両はキハ187系と同様、山陰本線の高速化に合わせて登場した新型気動車キハ126系。三江線をのんびりのろのろ揺られたキハ120形とは打って変わって山陰本線を快走すること一時間とちょっと。11:35に出雲市に到着し、ここで下車であります(^^)。
江津駅から東へ向かう。
キハ126系で出雲市到着。