毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「まりも」に乗って道東へ(その8;くしろ港町ビール)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818114317.jpg ▲茅沼駅に停車中の「SL冬の湿原号」。

 2006年1月22日、摩周へ向かう。

 11:11の定刻に釧路駅を出発した川湯温泉行き「SL冬の湿原号」は、快晴の青空の下を蒸気の音を響かせながら釧路湿原方面へと走っていきます。バック運転ではありますが、釧路川を渡るときなど、橋の周辺や並行する道路の橋の上には大勢の人たちがカメラを構えて待ち受けてくれています。湿原に入ると今度はなにやらSLを見下ろすように軽飛行機が飛んでいてびっくり!湿原の反対側の釧路空港から飛んでくるのでしょうか。飛行機の上からSL列車を鑑賞するなんて気持ちよさそう~。標茶~磯分内間では、乗馬をしながらSLと併走しようというみなさんが隊列をなして馬を駆り、馬上からこちらに手を振ってくれました。いや~、たくさんの人たちがいろんなやりかたで「SL冬の湿原号」を楽しんでいて、それに支えられながら毎年一所懸命走っている「SL冬の湿原号」はなんてしあわせなんだろうと強く感じました。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818114303.jpg 湿原をうねうねと行く。

 さて、僕はといえば、地ビールであります。車内の売店で売られている「くしろ港町ビール・霧笛ピルスナー」の小瓶であります。まだ昼前なんですが、こういう日は朝から飲んでもよろしいと自分で決めております。厳寒の真冬に暖かい車内で冷たいビールを飲む。最高の贅沢であります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818114254.jpg 朝から地ビール!(^-^)

 車内はほぼ満員。各車両に据え付けられた石炭ストーブも元気にあかあかと燃えています。「SL冬の湿原号」のお客さんは、津軽鉄道のストーブ列車と違って、乗ったらすぐにスルメを焼く人はいないようです(笑)。スルメを焼くと車内じゅうが生臭くなってしまうのをよーく知っていますので、僕はこの日は干し芋を焼きました。ストーブで焦げ目がちょこっとつくぐらいにあぶった干し芋はまた格別なんですよ~。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818114322.jpg ストーブでは干し芋焼きます。

 東釧路釧路湿原と停車して、その次は塘路、茅沼と停まります。塘路と茅沼では停車時間が数分あるのでホームへちょっと出てみます。まったく雲のかけらもない青空に白煙と黒煙のコントラストがなんともたまらんのです~(^o^)/。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818114308.jpg 塘路駅で少々停車。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mainichigaharu/20190818/20190818114313.jpg ▲バック運転なのはやっぱり少し残念……(塘路駅にて)。


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